概要
ベル・データ株式会社とNTTインテグレーション株式会社が、新たに企業向けのITシステム運用高度化サービスの提供を開始することを発表しました。両社は、急速に進化するIT環境に対処するため、運用管理の新たなオプションとして共同で取り組みを進めます。このサービスは、2026年4月から利用可能となります。
背景
最近のクラウド技術の進化やマイクロサービスの普及により、企業のITインフラは高度に複雑化しています。そのため、システムの停止や性能低下は企業の価値や顧客体験に深刻な影響を及ぼす要因となっています。しかし、人手不足や運用負荷の増加により、従来の監視体制では十分な品質の確保が難しくなっています。
以前は、単一のサーバーを監視するだけで障害の兆候を捉えることができたものの、現在ではそれだけでは不十分です。そのため、インフラからアプリケーション層までを包括的に可視化し、管理するための高度な運用体制が必要とされています。
共同サービスの特色
この共同サービスにより、ベル・データの運用管理サービス「BOMS」とNTTインテグレーションのAPMソリューション「NI+C APM/Observability サービス」がオプションとして組み合わさります。これにより、ハードウェアからアプリケーション層までの可視化を実現し、全体を一元管理できる環境が整います。これにより、システム障害の予兆を検知し、迅速かつ効率的に原因を特定することが可能になります。
NI+C APM/Observability サービス
このサービスは、日本アイ・ビー・エム株式会社のソフトウェアを基に構築されており、リアルタイムでアプリケーションの応答性能や利用状況を把握します。これによって、ユーザー体験(UX)やサービス品質を正確に評価し、システム全体の可視性を向上させます。また、各サービス間の依存関係やトレース情報を収集・分析し、問題発生時には迅速な対応が可能です。
ベル・データの「BOMS」
ベル・データが提供する「BOMS」は、顧客のIT環境を一元管理するサービスです。これにより、運用状況を常に把握し、24時間365日対応可能なエンジニアが支援を行います。また、顧客のニーズに合わせてフルカスタマイズされたサービスを提供し、最適な運用環境の実現を支援します。
共同提供の意義
両社のサービスを統合することで、以下の実現が期待されます。
- - アプリケーション層を含む高度な統合監視
- - 障害の迅速な検知から原因特定までの効率化
- - ダッシュボードを通じたIT資産の可視化と一元管理
- - 将来的なAIOpsを想定した分析基盤の構築
エンドースメント
日本アイ・ビー・エムの榎並友理子氏は、この協業を歓迎し、デジタル化の進展においてオブザーバビリティの重要性が高まっていることを強調しました。本協業によって、より高品質なソリューションが提供され、顧客のIT運用が一層進化することが期待されます。
ベル・データとNTTインテグレーションの企業概要
ベル・データ株式会社
1987年に設立されたベル・データは、36年の歴史を持ち、中小企業向けのITソリューションを提供しています。3,000社以上の顧客との取引を通じて、技術力を磨き、企業の成長をサポートしています。
NTTインテグレーション株式会社
1985年に設立されたNTTインテグレーションは、システム開発から運用保守まで、幅広いITサービスを提供しています。掲げるスローガンは、「おもひをITでカタチに」です。事業活動を通じて、クライアントの経営課題に貢献することを目指しています。