Holoeyes MD 最新バージョン 3.3 のご紹介
Holoeyes株式会社は、医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」の最新バージョンであるVer. 3.3を発表しました。この新しいバージョンは、医療現場における手術シミュレーションの精度と効率性を向上させることを目指しています。
新機能「Incision」の実装
このアップデートの中心となる機能が「Incision」です。これは、臓器や病態を模した3Dモデルを仮想空間で操作し、実際の手術手技をシミュレーションできる機能です。医師が腫瘍や血管の位置を確認しながら、手術へのアプローチ方法を検討できるようサポートします。特に、本機能は医師の判断に基づく変形や手技のシミュレーション支援のために開発されており、自動診断機能は含まれません。
2つのモードによる柔軟な使用
「Incision」機能には、「Sculpt」と「Cut」という2つの操作モードがあります。
- - Sculptモードでは、電気メスを模した3Dツールを使って、3Dモデルの特定部分を削ることが可能です。削り幅を調整できるため、精密な作業が求められる手術前の準備に非常に役立ちます。
- - Cutモードでは、指定した断面でトリガーを引くことにより、3Dモデルを分割することができます。分割されたパーツは新しい独立した部分として存在し、その後さらに削ったり分割を行うこともできます。
これらのモードにより、医師は事前に手術のアプローチ法や重要な構造の確認を実施でき、より安全な手術の計画が可能となります。
多角的な手術シミュレーションをサポート
新機能「Incision」は、Holoeyes MDの他の機能とも連動しています。具体的には、メニューパネルを通じて3Dモデルの各パーツの体積や全パーツの合計体積を表示する「Volumetry」機能が含まれています。この機能を用いることで、手術で削除したり分割した部位の体積をリアルタイムで確認できます。
また、今回のアップデートでは、3Dモデルに当てるライトの調整機能も導入されました。これにより、開腹手術や内視鏡手術など、術野に合わせたライティングで手術シミュレーションを行えるようになりました。
Holoeyes MDの特徴
Holoeyes MDは、CTやMRIといった医用画像を3Dモデルに変換し、ARやVR環境で扱うことができるソフトウェアです。医療機器としての認証も得ており、外科的な手術計画や教育現場でも幅広く利用されています。医療の進化とより良い診療を目指し、同社は日々技術革新に努めています。
会社情報
Holoeyes株式会社は2016年に設立され、医療用画像処理ソフトウェアの開発と提供に特化しています。近年は中東市場への進出にも注力しており、VR技術を駆使した医療の最適化に寄与しています。
Holoeyesの使命は、医用画像と医療知見を視覚的に再現・共有することであり、それにより医療の質を向上させることを目指しています。今後も注目の技術とサービスを展開する同社の取り組みに期待が高まります。