小泉八雲の怪談
2025-09-06 18:27:00

AI技術で蘇る小泉八雲の怪談、松江から映像の新しい風を発信

AI技術で進化した小泉八雲の怪談



小泉八雲、実は日本文学に触れたのはアイルランド出身の文豪の生涯によってでした。八雲は明治時代、島根県の松江で英語教師として教鞭を取り、ここで彼の作品が生まれました。その中でも特に有名なのが「怪談」です。この度、山陰中央テレビ(TSK)と株式会社DLEが手を組んで、小泉八雲の「怪談」から厳選した作品のショートアニメを制作・放送することが発表されました。

番組紹介



新番組のタイトルは「小泉八雲のKWAIDAN(怪談)の世界」。今後、約3分間で構成されるミニ番組が、良質なアニメとともに松江の文化を広める手助けとなるでしょう。第一話は「耳なし芳一」が予定されており、他にも「飴を買う女」「月照寺の大亀」「松江城の怪異」「小豆とぎ橋」といった地元の怪談が放送予定です。

AI技術の革新



今回のプロジェクトでは、DLEが新たに開設した「OBETA AI STUDIO」がキーとなります。これまで手作業で行われていたアニメーション制作にAI技術を取り入れることで、短時間で高品質なコンテンツを大量に制作可能となります。DLEの社長、小野亮が島根に在住していた縁もあり、地上波初のAI技術を用いた短編アニメに挑戦します。

さらに、視聴者に「怖さ」と「美しさ」の両方を体感してもらうため、同じストーリーを異なるスタイルで二つのバージョン(アニメルック版と実写ルック版)に仕上げます。アニメルック版では日本のアニメの美学を活かし、実写ルック版ではリアルな表現を追求します。

監督とキャラクター



本作の監督には「秘密結社 鷹の爪」のFROGMANが名を連ねています。さらに、特に注目したいのは、ナビゲーションキャラクターとして登場する「紺霞(こんか)」です。このキャラクターのデザインを手掛けたのは、松江市出身の漫画家いずみせらです。声優陣には、松江観光大使の茶風林(『名探偵コナン』目暮警部役など)や、伊藤美紀(『ドラゴンボールZ』の人造人間18号役など)が参加し、実力派の顔ぶれが揃っています。

地元文化の再発見



今年は小泉八雲の妻、小泉セツを題材にしたNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」が放送予定です。これにより、八雲や松江の文化に再びスポットライトが当たることが期待されています。TSKでは、この機会を利用して地元松江の魅力を伝えたいと考えています。怪談の世界に触れつつ、松江にもぜひ足を運んでみてください。

放送日程



TSKさんいん中央テレビにて、以下の日程で放送予定です。
  • - アニメルック版:2025年10月2日~毎週木曜日20:54~21:00
  • - 実写ルック版:2025年10月3日~毎週金曜日24:45~24:50

この新しい試みを通じて、八雲の持つ怪談の魅力を余すことなくお届けできることを心より楽しみにしています。


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