弁護士と模擬裁判
2025-07-30 14:11:26

小中学生が弁護士と模擬裁判体験!2025年も開催

小中学生が弁護士と模擬裁判体験!



2025年の夏、本格的な法律の世界を体験できる模擬裁判プログラムがTMI総合法律事務所で開催されています。このプログラムは、森ビル株式会社が主催する「Hills Workshop for Kids 2025」の一環として、7月29日から8月14日までの期間中に実施され、多くの子どもたちに法律の面白さと重要性を伝える機会となっています。

プログラムの背景



TMI総合法律事務所は、2011年からこのプログラムを続けており、過去にはオンライン開催も行われましたが、今回の開催では、例年参加する小学5・6年生に加え、中学生も対象として幅広い年齢層に参加してもらえるようになっています。毎年人気が高く、定員を超える応募が寄せられるこのプログラムは、法律に対する興味を育む素晴らしい機会です。

模擬裁判の内容



模擬裁判プログラムでは、参加する子どもたちが実際の刑事裁判の流れを体験します。登場人物や事件設定をアレンジしたシナリオをもとに、弁護士からの説明を受けながら、弁護人、検察官、裁判官のチームに分かれて模擬裁判に臨みます。人定質問や起訴状の朗読など、実際の手続きを体験し、緊張感の中で役割を果たすことに挑戦します。

尋問パートでは、検察官役と弁護人役が別々の部屋で作戦を練り、弁護士の助言を受けながら質問内容を考えます。証人や被告人に対する尋問では、予想外の質問が飛び出すことも多く、模擬裁判は白熱したものとなります。最終的には、検察官役が論告求刑をし、弁護人役が弁論を行い、裁判官役が評議を経て判決を下します。具体的な例として、7月29日の回では、3人の裁判官の意見が分かれ、2対1で有罪の判決が下されました。

終了後の感想



プログラムの最後には、弁護士が子どもたちに向けて「この裁判には正解がない。重要なのは、他人の話を聞き、自分の意見を持ち、議論を行うこと。無罪推定や黙秘権の考え方を覚えておいてほしい」とメッセージを伝えました。子どもたちは、その言葉を真剣に受け止め、貴重な学びの瞬間となったことでしょう。

参加した子どもたちの声



模擬裁判に参加した小学生からは、次のようなコメントが寄せられています。「有罪か無罪かを決めるのが難しかった」「裁判官、検察官、弁護人は、被告人の人生を変える大事な役割だと思った」「本当の裁判も見てみたいと思った」という声があり、子どもたちが実際の裁判をどれほど真剣に受け止め、考えていたかが伺えます。

参加概要



このプログラムは、小学生と中学生を対象としており、各回の定員は10名です。2025年の開催日は、小学生対象が7月29日、8月6日、7日、14日の4回を予定しており、中学生対象が7月30日、8月13日の2回です。詳細は公式サイトにて確認できます。

終わりに



法的な知識を学び、他者の意見を尊重する姿勢を育むこの模擬裁判プログラムは、参加する子どもたちにとって貴重な経験となります。法律の世界に触れることで、次世代の意識向上を図る本企画は、今後も多くの子どもたちに支持され続けることでしょう。


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