次世代燃料ECOMAX
2025-03-18 11:35:23

トクヤマが開発した次世代燃料添加剤ECOMAXの効果とは

トクヤマが開発した水素化マグネシウム含有燃料添加剤「ECOMAX」



2024年9月、株式会社トクヤマが製造した水素化マグネシウムを含む石油燃料添加剤「ECOMAX」が、同社の提携会社であるトクヤマ海陸運送により、国内船舶の燃料に運用されることが決定しました。これは、燃料コストの削減のみならず、環境負荷を低減することを目的としています。

この試験の結果は非常に注目に値します。2025年2月までの6ヶ月という期間で、過去のデータと比較して燃料使用量を5.9%削減する効果が実証されました。これは、ECOMAXが水素化マグネシウムの働きによって燃焼効率を大幅に向上させることが証明されたことを意味します。燃焼効率が向上することで、NOxやSOx、CO、CO₂などの有害排ガスの排出が減少し、環境負荷の軽減が期待されます。

環境に優しい次世代燃料添加剤



ECOMAXの魅力は、燃焼効率の向上だけでなく、冷却室内の汚れを取り除く効果もある点です。これにより、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)の再生周期を延ばし、メンテナンスの手間を減少させることが期待されています。トクヤマグループは、ECOMAXを使った製品の改良を続けており、2024年11月からは、株式会社トクヤマソーダ販売を通じて市場に投入する予定です。

物流業界への影響



トクヤマと株式会社Beingの連携により、ECOMAXの特性を活かした製品展開が進められています。物流業界だけでなく、ボイラーやバーナーなど、広範な産業に向けた環境負荷の低減に貢献することが目指されています。その結果、持続可能な社会に向けた一歩として、ECOMAXが果たす役割はますます重要になるでしょう。

バリシップ2025に出展



さらに、トクヤマソーダ販売は、2025年5月22日から24日まで愛媛県今治市のテクスポート今治で開催される「バリシップ2025」にECOMAXを出展します。このイベントでは、多くの業界関係者が集まり、ECOMAXの特性や利点を直接体感できる貴重な機会となります。来場の際は、事前に登録が必要で、詳細は特設サイトで確認できます。

トクヤマの歴史と今後の展望



トクヤマは1918年に設立され、化学品やセメントなど多岐にわたる事業を展開してきました。現在では、電子工業やライフサイエンス、環境分野においても次世代技術開発に取り組んでいます。ECOMAXはその一環として登場した製品で、トクヤマの革新性と環境への配慮が詰まった商品であると言えるでしょう。

次世代燃料添加剤ECOMAXがもたらす可能性に、多くの産業で期待が寄せられています。環境問題解決の一助として、これからの活動に注目が集まることでしょう。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: ECOMAX トクヤマ 燃料添加剤

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。