国本小学校での脱炭素特別授業に密着
2025年4月21日、東京都世田谷区に位置する私立・国本小学校で、株式会社タンソーマンGXの代表取締役である福元惇二氏による特別授業が開催されました。この授業の目的は、児童に二酸化炭素の排出やカーボンニュートラルについて教育し、環境への理解を深めることです。
授業のテーマと内容
授業のテーマは「二酸化炭素とは? カーボンニュートラルってどういうこと?」でした。福元氏は、CO₂の排出メカニズムやその環境への影響について、子供たちに分かりやすく説明しました。教え方には動画やワークを取り入れて、児童たちが興味を持ちやすい工夫が施されています。
まず、温暖化の原因となる二酸化炭素についての短編アニメーションが視聴されました。この動画では、温暖化がどのように進行していくのか、またその結果、私たちの生活にどのような影響が及ぶのかが描かれています。児童たちは、アニメを通して直接的な情報を得ることで、理解を深めました。
続いて、自分たちの生活を振り返るグループディスカッションが行われました。児童たちは「朝起きてから寝るまで、どの場面でCO₂が出ているか」を話し合い、可視化をするために付箋を利用しました。この活動によって、自分たちの日常生活に潜むCO₂の存在を認識するきっかけを得ました。
さらに、CO₂の増加がもたらす問題についてもクイズ形式で考察し、「食べ物を運ぶ時」や「水を出す時」など普段は意識していないシーンでもエネルギーを使っていることに驚きの声が上がりました。これによって、児童たちの環境問題に対する意識がさらに高まったことでしょう。
学びの成果と児童の反応
授業が終わった後、児童は自分の学びをA4サイズのレポートにまとめました。多くの感想が寄せられ、「カーボンニュートラルは、排出をゼロにすることではなく、吸収とのバランスを取ることだと理解した」「電気を使う際にもっと意識的になろうと思った」「家族にも今日の学びを共有したい」といった、自分の言葉でしっかりと意見を表現する姿が見られました。
国本小学校の教育理念
国本小学校は創立71年を迎える私立校で、幼稚園から高等学校までの一貫教育を提供しています。同校は「真心の発揮」「自然に対する素直さ」「恩を知り恩に報ゆる心の育成」という教育理念を掲げ、少人数での丁寧な教育を行っています。特に、SDGsや環境問題に関する教育に力を入れており、様々な教科で持続可能な社会を学ぶ機会を提供しています。
企業の取り組みと未来への展望
株式会社タンソーマンGXは、地域のカーボンニュートラルを推進するため、企業や自治体向けにCO₂排出量の見える化支援や脱炭素コンサルティングを行っています。また、児童への環境教育にも力を入れており、学校での出前授業や教材提供を通じて脱炭素を「自分ごと」として捉える力を育成しています。
「脱炭素支援や再生可能エネルギー導入、環境教育に興味がある自治体や教育機関のみなさまは、お気軽にお問い合わせください」と福元氏は強調します。今後も地域全体でのカーボンニュートラル推進のため、取り組みをさらに広げていくことを目指しています。
お問い合わせ先
今後の取り組みや授業に興味がある方は、以下のメールアドレスに問い合わせをお願いします。
メール:info@tanso-man.com