ソケッツのクロスメディアデータが2万作品を突破
株式会社ソケッツが開発したメディアサービスデータベース「MSDB」が、同社のクロスメディアデータの収録数が2万作品を超えたことを発表しました。このデータベースは、音楽、映像、書籍、ゲーム、グッズなどのメディアを横断する情報を集約したもので、同一IP(知的財産)コンテンツの関連作品を高精度でマッピングしています。
クロスメディアデータとは?
クロスメディアデータとは、異なるメディア間で展開される同じコンテンツに関連する情報をまとめたものです。実際には、テレビアニメとその主題歌、映画化作品と原作小説など、ひとつの作品に対してさまざまな関連作品や商品情報を整理しているため、非常に汎用性の高い検索ができます。このデータを活用することで、作品ごとの関連性や関連度を簡単に把握することができ、マーケティングやデータ分析に役立ちます。
現在、クロスメディアデータには、以下のような情報が含まれています:
- - 原作小説
- - コミック
- - アニメ
- - 劇場版
- - ドラマ
- - 主題歌
- - 挿入歌
- - サウンドトラック
- - スピンオフ作品
- - OVA
- - 絵本
- - 関連本
- - ゲーム
- - 攻略本
- - グッズ
- - コラボ商品
これらのデータは、エンターテイメント分野で活動する企業や個人にとって、大変価値のあるリソースになります。例えば、アニメのファンは特定の作品について、関連する楽曲や書籍、さらには周辺商品を一括で把握することができるため、より深い体験が可能になります。
メディアサービスデータベース(MSDB)の特徴
MSDBは、ソケッツが独自に構築したエンターテイメント情報のデータベースです。音楽、映像、書籍に関する詳細な情報や人にまつわるデータが体系的に整理されており、コンテンツの理解を助けます。また、ソケッツが独自に開発した「感性メタデータ」が、顧客の好みや嗜好を深く理解するための強力なツールとなります。この情報は、製品やサービスのセレンディピティを生み出し、利用者が新たな興味や発見に出会える機会を提供します。
ソケッツの今後の展望
株式会社ソケッツは、2000年に設立されたデータベースサービス会社で、「人の気持ちをつなぐ」という理念のもと、さまざまな企業とのパートナーシップを経て、今ではKDDI、LINE MUSIC、レコチョク、楽天グループ、Huluなど、名だたる企業に感性データを提供しています。これにより、感性AIを駆使したインターネット広告やマーケティングサービスを展開しています。
今回の2万作品突破は、ソケッツの技術とビジョンが形になった結果であり、今後もさらなるコンテンツの拡充や、新しいサービスの開発が期待されています。エンターテイメント業界におけるデータ活用の重要性が高まる中、ソケッツのデータベースはますます価値を増していくことでしょう。
本記事に関するお問い合わせは、ソケッツのコーポレートディビジョンへご連絡ください。詳細な情報やデータ利用についてのご相談に対応しています。