ヤマハが7年連続で「PRIDE指標2025」ゴールドを受賞
ヤマハ株式会社が、日本初のLGBTQ+に関する企業評価指標「PRIDE指標2025」において、最高ランクである「ゴールド」を7年連続で受賞しました。この受賞は、企業のダイバーシティ&インクルージョン(DE&I)への真剣な取り組みが評価されたものです。
人材の多様性を新たな価値に
ヤマハグループは、人材の多様性を新しい価値の創出源と捉えており、従業員の個々の特性を尊重する企業文化を育んでいます。特に、性的マイノリティであるLGBTQ+の方々が働きやすい環境作りに力を入れています。この考えに基づき、以下のような具体的な活動に取り組んでいます。
1. 東京プライド2025への積極的参加
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例年6月に東京・代々木公園で開催される「東京プライド2025」に、ヤマハは3年連続でブースを設けました。「Sound and Music is for everyone(音・音楽はみんなのもの)」をテーマにしたブースでは、レインボーカラーの特別仕様楽器が展示され、多くの来場者に演奏してもらいました。また、プライド月間中には「ヤマハサウンドクロッシング渋谷」で関連キャンペーンを行い、さらなる理解促進に努めました。
2. 社内コミュニティの設立
2024年より導入された従業員リソースグループ(ERG)制度を活用し、2025年には「Yamaha Rainbow ERG」を発足。これはLGBTQ+の当事者およびそのアライによるコミュニティで、プライドイベントへの参加などを推進しています。ブース出展には、13名のメンバーが企画を主導し、ボランティア18名と共にイベントを運営しました。
3. 理解促進セミナーや教材の提供
ヤマハでは、LGBTQ+に関する全社員向けセミナーや研修を実施し、従業員の理解を深めています。また、LGBTQ+ロゴの制定や、アライを示すステッカーの配布なども行い、職場での理解促進に役立てています。2025年からはプライド月間を3ヶ月に拡大し、全国3拠点で巡回展示を実施しました。展示内容には、関連書籍の紹介やLGBTQ+ロゴステッカーの提供も含まれています。
4. 相談窓口の設置
社内にLGBTQ+相談窓口を設け、従業員が気軽に相談できる環境を整えています。さらに、家族の定義に同性パートナーやその子を含める制度改革を進め、従業員が家庭においても安心して働けるよう取り組んでいます。
今後の展望
ヤマハは引き続き、LGBTQ+理解促進を中心にした多様性の推進を行い、全ての人がその個性を生かせる風土作りに力を入れます。「PRIDE指標」での評価をもとに、今後も持続可能な社会の実現に向けて努力を続けてまいります。有意義な情報提供は、今後も変わらず行っていきますので、ぜひご注目ください。