メインフレームの移行
2025-11-14 10:38:43

国産メインフレームをIBM Zへ。新たな自動変換ソリューションの登場

国産メインフレームをIBM Zへ。他社との共同開発ソリューションが登場



近年、IT業界では国産メインフレームからIBM Zへの移行が注目されています。このたび、SCSK株式会社(以下、SCSK)、キンドリルジャパン株式会社、トランスウェア株式会社、そしてBASE100, S.Aの4社が、新たな自動変換ソリューション「Caravel™zShift」を共同開発し、2026年春からの提供を発表しました。このコラボレーションにより、企業の基幹業務がよりスムーズにIBM Zへの移行を行える環境が整いました。

なぜメインフレーム移行が必要なのか?



国産メインフレームを利用している企業にとって、重要な問題が発生しています。主要メーカーによる国産メインフレームのサービス終了が相次いで発表され、システムの維持や後継対応が急務とされています。これにより、国産メインフレームを使用している企業は、将来的に自社のシステムをどうしていくのか悩む傾向が高まっているのです。特に、非機能要件や開発言語の互換性、運用負荷などが影響し、クラウドへの移行が難しい企業も多いため、IBM Zへのリホスト(移行)は、現実的な選択肢として浮上しています。

Caravel™zShiftの特長



「Caravel™zShift」は、国産メインフレーム上で稼働しているアプリケーションやデータベース、さらにはJCL(Job Control Language)を自動的にIBM Z環境へ変換する機能を提供します。このソリューションは、SCSKとキンドリルジャパンが累積してきたメインフレームに関するノウハウを生かし、BASE100 S.A.の「Caravel™」シリーズと解析技術「Caravel™ Insight」を組み合わせることで実現されました。

この仕組みは、企業が持つ基幹業務システムを、信頼性が高く、安全に、かつ迅速に移行ができるようサポートします。変換後のシステムは、SCSKが提供する「MF+🄬」やキンドリルのクラウド型メインフレームサービス「zCloud」で稼働することが予定されています。

企業の声



SCSKの常務執行役員である小峰正樹氏は、次のように語っています。「基幹システムの刷新は多くの企業にとって重要な経営課題です。我々は、国産メインフレームを使用しているお客様が直面している課題に対する効果的な解決策を提供したいと考え、『Caravel™zShift』の開発に参画しました。我々は、メインフレームに関する深い知見を生かし、移行後のシステムを安心してご利用いただけるよう努力します。」

また、キンドリルジャパンの取締役・入澤由典氏は「多数の日本企業にとって、メインフレーム上のミッションクリティカルなシステムのモダナイゼーションは重要な課題です。この度の協業により、安全かつ効率的に基幹システムを移行できる手段を提供できることを嬉しく思います。」とコメントしています。

これからの展望



「Caravel™zShift」によって、日本の企業がこれまで抱えていたメインフレーム移行の問題が解消されることが期待されます。多くの企業がこのソリューションを通じて、安心して新たな技術環境へ移行し、デジタルの未来へ進化していく先駆けとなるでしょう。これにより、SCSK、キンドリルジャパン、トランスウェア、BASE100といった各社は、利用企業の成長を更に加速させる支援を行っていく所存です。


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