アイメイトの健康管理
2025-06-06 15:51:21

アイメイトの歯科検診で健康管理を徹底する盲導犬の取り組み

アイメイトの健康を支える歯科検診の取り組み



公益財団法人アイメイト協会が主催する「歯と口の健康を守るアイメイトの歯科検診」が、6月3日(火)に行われました。このイベントは、歯と口の健康についての理解を深めるため、毎年恒例となっています。

診察の様子


当日は、約10頭のアイメイト候補犬が廊下に整然と並び、診察を待ちます。彼らがアイメイトとしての訓練を受けている様子は、ほほえましくもあり、頼もしく感じました。順番が来ると、一頭ずつ獣医師の診察室に入り、診察台へと移動。

診察では、犬たちは大人しく口を開き、口腔内を丁寧にチェックされます。獣医師による触診にも動じることなく、落ち着いており、彼らの健康状態がしっかり管理されていることが伝わってきます。そして、診察が終了した後には「よしよし、おつかれ!」と、愛情をもって声をかけられる彼らの姿からも、その信頼関係が伺えます。

歯と口の健康の重要性


アイメイト協会の獣医師、森貴司氏は、「犬も人間同様に、口腔の健康が全身の健康に直結しています」と語ります。歯周病は心臓を含む、さらなる健康問題を引き起こす可能性があるため、日常的なケアが不可欠です。アイメイトの犬たちは、はみがきを行い、飼い主のサポートが必要です。家庭でのケアには、犬用の歯ブラシや、指にガーゼを巻いての口腔ケアがおすすめです。

アイメイトの健康管理体制


アイメイト協会では、約50頭から60頭の候補犬が日々健康管理されています。彼らは、西大泉にある専用動物病院で、週に2回の診療を受けています。この診療所では、健康診断のほか、視覚障害者との歩行指導の前後にも患者の健康状態を確認することが原則です。また、問題があれば、獣医師への相談も可能です。

さらに、この診療所では、アイメイトだけでなく、リタイア犬や現役犬に関する健康相談を受け付けており、地域の犬の健康を守るための重要な役割を担っています。

また、犬の健康管理についてのレクチャーも定期的に行われています。視覚障害者がアイメイトの健康状態に気を配ることは、その使用者としての役割の一環です。犬の体調に変化があった場合に早期に気づくための情報も、ここでしっかり学べるのです。

アイメイト協会について


アイメイト協会は、国産盲導犬第一号『チャンピイ』の育成者、塩屋賢一によって1957年に設立されました。それ以来、1475組のアイメイトペアを育成してきた歴史があります。アイメイトの名は、愛や目を意味し、彼らは私たちの大切な仲間です。視覚障害者の自立支援の活動を通じて、彼らの社会参加を促進しています。

コンテンツの紹介


さらに、アイメイト使用者や視覚障害者のサポートに関する情報は、協会のウェブサイトで詳しく学べます。特に、子供向けに制作された「アイメイト・こどもサイト」では、盲導犬の正しい知識や思いやりを育むためのコンテンツが提供されています。

社会の一員として、アイメイト使用者や視覚障害者への理解を深め、共に暮らすための意識を育てることが大切です。アイメイト協会の活動を通じて、私たちもまた、少しずつその手助けをすることができるかもしれません。


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