大阪・関西万博2025でのペルーの特別イベントと持続可能な観光の魅力

大阪・関西万博2025でのペルーの特別イベント

2025年の大阪・関西万博が間近に迫る中、ペルー貿易観光促進庁（PROMPERU）が「世界観光デー」を記念して特別イベントを開催しました。本イベントは、国連世界観光機関（UNWTO）が制定した「世界観光デー」にあたる9月27日を前に、9月21日から27日の期間にわたり、ペルーパビリオン前やフェスティバルステーションで行われました。

伝統舞踊と観光ブースの魅力

ペルーパビリオン前では、ペルーの伝統舞踊「マリネラ」が披露され、多くの来場者の目を引きました。この舞踊は、ペルーの文化の象徴であり、観客に感動を与えました。また、フェスティバルステーションに設置された「観光ブース」では、クイズやVR体験などが用意され、7日間で総勢2,928名が訪れました。訪問者たちは、「非常に楽しい体験だった。ペルーの観光地について多くを学べた」との好評の声を寄せています。

ブースでの体験は、ただ楽しいだけでなく、ペルーの多様な観光資源や文化を深く理解する良い機会になったようです。

旅行業界関係者向けカクテルパーティーの開催

さらに、9月27日には旅行業界関係者を対象にしたカクテルパーティーがペルーパビリオンで行われました。ここでは、ペルー料理の試食やパビリオンツアー、ダンスパフォーマンスを通じて、ペルー観光の魅力を改めてアピールしました。参加した大手旅行会社の担当者からは、「ペルー料理が注目されているので、料理に焦点を当てたツアーを企画する予定」とのコメントもあり、ペルーの食文化の重要性が伺えます。

ペルーの持続可能な観光への取り組み

今回のイベントのテーマは「ツーリズムと持続可能な変革」で、ペルー貿易振興局東京事務所の商務参事官フェルナンド・アルバレダ氏にインタビューを行いました。彼は、持続可能な観光は生物多様性を守り、文化を尊重し、地域社会を支える観光スタイルであると説明しました。具体的には、ペルーのマチュピチュがロマンティックなカーボンニュートラル観光地として認定された事例や、「世界最高の観光村」に認定された村の存在が挙げられます。

日本からの観光客の動向

特に注目されるのは、日本からの観光客が徐々に増えている点です。コロナウイルスのパンデミックによって一時的に減少したものの、2022年以降は再び増加傾向にあるという。旅行業界でも、マチュピチュやナスカの有名スポットだけではなく、ガストロノミーやラグジュアリートラベルなど多様なニーズに対応したツアーが増えてきています。

最後に日本人へのメッセージ

フェルナンド商務参事官は、「アンデスからアマゾン、さらに海岸線や歴史ある都市へと続く多様な風景を持つペルーは、持続可能な体験を提供します。今回の万博をきっかけに、多くの日本人がペルーを訪れることを期待しています」と語りました。ペルーの魅力を再確認し、新たな観光地としての可能性を追求してみてはいかがでしょうか。