森林保全プロジェクト
2025-07-07 18:35:03

カンボジアにおける持続可能な森林保全プロジェクトの始動

カンボジアにおける持続可能な森林保全プロジェクトの始動



株式会社SDGインパクトジャパンは、野村證券と共同でカンボジアでの新たな植林プロジェクトに向けた調査を開始します。このプロジェクトは林野庁の委託事業として採択され、カンボジアのコンポントム州を現地調査の対象地としています。地元農村の生活を守りつつ持続可能な森林保全を目指すこのプロジェクトでは、コミュニティフォレストというアプローチを通じて、地域住民の生計を支えることを目指します。

プロジェクトの背景と目的



カンボジアでは、伐採や違法行為によって森林が荒廃が進んでいます。このような状況を打破するため、SDGインパクトジャパンは、コミュニティフォレストを活用した植林を推進し、劣化した森林を回復することにより、CO2吸収量を増加させ、二国間クレジット制度(JCM)によってクレジットを創出することを目指しています。これにより、地域社会の発展と持続可能な森林管理が両立することを願っています。

野村證券の役割



野村證券は、サステナブルファイナンスやカーボン・クレジットに関する豊富な経験を持ち、本調査において重要な役割を果たします。多角的なサステナビリティ関連の支援の中で、自然由来のカーボンクレジットの創出を促進し、気候変動対策としての効果を高めるための具体的な手法を提案します。

JCMクレジットの意義



JCMは、日本の温室効果ガスの削減目標を達成するための重要な手段です。2030年までに1億トン、2040年までに2億トンのJCMクレジットを確保するという目標に向けて、民間企業の資金拠出による新制度の設計も進められています。このような取り組みは、国際的な環境保護の活動に寄与するとともに、日本企業のカーボンニュートラル実現に向けた道筋を示します。

結論と今後の展望



SDGインパクトジャパンと野村證券の共同によるこの調査は、カンボジアの持続可能な発展に寄与するものです。地域住民の生活を向上させながら、環境への影響を最小限に抑え、持続可能な森林管理を進めることで、次世代のために自然を守っていく取り組みが期待されます。今後も、SDGインパクトジャパンは自然・農業分野におけるプロジェクトの支援を強化し、日本の企業が環境に優しい経営を実現できるよう取り組んでいく所存です。


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