共生と自治の挑戦
2026-05-13 16:59:26

共生を目指す新たな試み、能力社会を超えた共同体自治を考えるイベント

5月に行われる「共同体自治」イベントのご紹介



2026年5月16日(土)、東京大学駒場キャンパスで特定非営利活動法人全国こども福祉センターが主催するイベント、「能力社会から共同体自治へ ~全国こども福祉センターの過激で柔らかな挑戦」が開催されます。このイベントは、16年間にわたり名古屋の公共空間で行われてきた若者アウトリーチの実践を通じて、現代社会における「共同体自治」の可能性を探る重要な機会です。

主に荒井和樹理事長の書籍『能力社会から共同体自治へ ― 競争と排除を乗り越える教育と福祉実践』(せせらぎ出版)の刊行を記念して行われる本イベントには、著者自身を含む全国こども福祉センターのメンバーが登壇。さらに、コモンの思想家として名高い斎藤幸平氏や、哲学者の梶谷真司氏も参加し、様々な視点から意義深い対話が繰り広げられます。

イベントの背景


近年、若者や子どもを取り巻く孤立や社会的課題はますます顕在化し、それに対する支援制度が整備される一方で、当事者がアクセスできない、または支援に対する抵抗を抱えているケースも少なくありません。
全国こども福祉センターは、これらの人々に対するアプローチとして、公共空間における出会いの場の提供を重視しています。
彼らは、参加者を「支援対象」として見るのではなく、積極的に地域の仲間として迎え入れ、共に関わりながら居場所を形成する実践を続けています。

参加者自身が運営する実践


参加している若者たちは、イベントの企画や運営、情報発信、意思決定などに関与し、自分たちの居場所を共に創ることに力を入れています。この「支援の構造」を超えた共同体の実践は、現代に必要とされる新しい社会の在り方を提示しています。
今回のイベントでは、この何気ない日常の交流が、競争や排除の中でどう意味を持つのか、またどのように新たな「共同体自治」を形成できるのかを討論します。

書籍の紹介


荒井理事長の著書『能力社会から共同体自治へ』は、名古屋の公共空間での実践に基づき、競争原理に支配された社会への挑戦を描いています。本書では、教育や福祉の枠を超え、個々の特性や背景に関わらず、共に居ることの重要性を訴えかけます。
教育や福祉の分野で広がりつつある共同体の実現のために、誰もが参加できる場をどのように設計するか、考え直すきっかけを与えてくれるでしょう。

イベントのポイント


本イベントは若者支援の背景を単なる福祉活動に限定せず、現代社会のあり方を再評価する視点から議論が行われます。
全国こども福祉センターは、これまで孤立しがちな人々と積極的に関わり、共に過ごす場を創出してきました。最も重要なのは、専門職が一方的に援助を行うのではなく、参加者が主体的に関与する点です。

日時・場所


  • - 日時:2026年5月16日(土)14時00分~
  • - 場所:東京大学駒場キャンパス KOMCEE West 402

参加方法


参加には事前の申し込みが必要です。イベントの詳細はこちらから確認できます。

理事長のコメント


「誰かを一方的に支援するのではなく、共に過ごす関係を大切にしたい。人が人として出会い、関わり合うことの意義について、本イベントが考えるきっかけとなれば嬉しいです。」
(荒井和樹全国こども福祉センター理事長)

結び


このイベントは、自らの居場所を自分の手で創造する重要性を訴えると共に、能力や成果によって人を評価する社会に挑む重要な一歩です。ご興味のある方は、ぜひ参加を検討してみてください。


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