光浦靖子の新著『ようやくカレッジに行きまして』が登場
光浦靖子がカナダでのカレッジ生活を綴ったエッセイ『ようやくカレッジに行きまして』が、2023年10月29日に発売される。
この本は、50代の彼女がカナダに移住し、料理の技術を学ぶためにシェフ訓練校に入学した1年の物語である。
光浦さんは、自らの経験を通して、学びと成長の大切さを伝えるとともに、多くのチャレンジをする姿を描いている。
カナダでの生活と学び
光浦靖子は、2022年8月にカナダでプロのシェフを育成する公立カレッジに入学。
彼女は、英語をマスターしつつ、将来的にはカフェを開く夢を持ちながら、様々な国籍や年齢のクラスメイトと共に学んでいる。
このエッセイでは、言葉の壁に苦しむ時期や、肉体的にも精神的にも過酷な学校生活が描かれている。
彼女の学びの道のりは、まさに挑戦の連続だ。
言葉が通じない中で、クラスメイトとの友情を育み、時にはトラブルを抱えたりもするが、それが逆に彼女の成長に繋がっていく。
光浦さんは、こうした経験を通じて「生きるのがすごく楽になった」と語り、自身の成長を感じる瞬間を綴っている。
日々の奮闘と成長
日常の中で感じる肉体の疲労、そして出会う人々との交流は、光浦さんにとっての宝物だ。
「年齢や国の違いを超えた人々と共に学ぶことが、どれほど豊かな経験になるのか、実感しています」と彼女は述べている。
何度も泣き、時には怒られることもあった彼女だが、彼女自身が前の自分よりも面白くなったと実感していることは、誰にでも勇気を与えるメッセージだ。
カナダでの新しい生活
本書では、光浦さんのカナダでの暮らしぶりや、シェフ訓練学校の日常も詳細に描かれている。
例えば、学校指定の道具や教科書の写真と共に、彼女のバンクーバーの自宅やキッチンの様子も掲載されており、読者にとって彼女の日常がより身近に感じられる。
彼女のカナダでの生活は、決して平坦ではないが、新しい挑戦が彼女を豊かにしている様子が伝わってくる。
読者へのメッセージ
光浦靖子は、この新著を通じて「挑戦することの楽しさ」を伝えたいと考えている。
「人生はいつでも挑戦できる。年齢に関係なく、いくつになっても新しいことに挑むことができる」と彼女は強調する。このエッセイは、彼女の元気で勇気づけられるメッセージが詰まっており、今を生きる全ての人にとって心強い励ましとなるだろう。
新たな冒険を描いた光浦靖子の『ようやくカレッジに行きまして』、是非手に取ってみてはいかがだろうか。