HYBE、過去最高の業績を更新
HYBEが2025年第2四半期の業績を発表し、その内容は多くの注目を集めています。総売上高は7,056億ウォン(約750億円)に達し、前年同期の売上高6,405億ウォンを10.2%上回るという素晴らしい結果となりました。特に公演売上は非常に好調で、アーティスト活動が全体の成長を後押ししました。
営業利益も大きく改善
HYBEの営業利益は659億ウォン(約70億円)に達し、前年同期比29%、前四半期比で205%の増加を記録しました。これにより、営業利益率も7.9%から9.3%へと大きく上昇しています。このような成長の要因は、アーティストが行うライブパフォーマンスの増加に起因しています。
アーティスト活動の成功
特に、公演部門では1,887億ウォンの売上を記録。BTSメンバー全員の復帰や、SEVENTEENやTOMORROW X TOGETHERなどのワールドツアーが功を奏し、約180万人のファンを動員しました。今後も多くのアーティストがツアーを予定しており、その影響は今後も続く見込みです。
アルバム・音源売上
一方で、アルバムと音源の部門は前年同期比で8.4%減少し、売上総額は2,286億ウォンに。しかし、BTSのJINがビルボード200で3位を獲得したことや、SEVENTEENの上半期アルバムセールスが1位を記録するなど、一部のアーティストは安定した成果を上げています。なお、ENHYPENの6th Mini Albumはダブルミリオンセラーを達成し、引き続き音楽市場での実績を堅持しています。
グローバル市場での音源成績
さらに、グローバル市場に目を向けると、BTSの新曲やKATSEYEの楽曲がビルボードにランクインするなど、音源成績も顕著に改善しています。特にKATSEYEは、EP収録曲の「Gabriela」と「Gnarly」が北米や英国のチャートで好成績を収め、Spotifyでも上位にランクインしています。
Weverseの成長
HYBEが展開するアーティストコミュニティプラットフォーム「Weverse」も顕著な成長を遂げています。月間アクティブユーザー数は平均1,090万人に達し、特にBTSメンバー全員が活動を開始した6月には、1,200万MAUを記録しました。このような成長は、アーティストの積極的なイベントや交流が要因となっています。
まとめ
HYBEは、音楽産業における革新を目指し続けており、2024年には「HYBE 2.0」を発表。新たなビジネスモデルに挑戦し、より多くの市場で影響力を拡大していくことが期待されます。今後もHYBEの動向から目が離せません。