インクルーシブなファッションイベント「LiNK WALK」が新たな共生の形を示す
2026年2月15日、日本福祉大学半田キャンパスで開催された「ハートフル KAiGO in AICHI 2026」の中で、ユニークなファッションイベント「LiNK WALK」が行われました。このイベントでは、101歳の方を含むシニアや障がいを持つ方々、さらには福祉を学ぶ学生たちが登場し、会場の観客を魅了しました。ボランティアによるメイクアップセッションを経て、それぞれが個性豊かなデニムスタイルでランウェイを歩く姿は、見る者に感動を与えました。
共通のテーマ「デニム」
今回のファッションウォークのテーマは「デニム」。デニムは世代を問わず親しまれ、カジュアルで多様なスタイルに応じやすい特性を持っています。これにより、多様な背景を持つ参加者同士がスムーズに連携し、会場全体に温かい雰囲気が広がりました。当日、出演者はそれぞれ工夫を凝らしたデニムジャケットやジーンズを着こなし、観客へ笑顔で手を振るなど、楽しみを感じさせる瞬間がたくさんありました。
メイクがもたらすポジティブな影響
イベントの重要なポイントは、介護美容研究所名古屋校の受講生たちによるメイクアップ支援です。ボランティアとして参加した学生たちは、外見を整えるだけでなく、その過程で出演者とのコミュニケーションを大切にしました。メイク中の会話や緊張をほぐすための言葉がけが、出演者の気持ちを高める要因となり、笑顔が生まれました。
参加者から寄せられた感想
「こんなにきれいにしてもらえるなんて、嬉しい」と多くの高齢者からの喜びの声が届きました。メイクによる外見の変化はもちろん、それが心にもポジティブな影響を与えたのです。自己肯定感や自信が高まり、舞台上での堂々とした姿は、本当に印象的でした。イベントを見守った共催者、KAiGO PRiDE アンバサダーの山﨑様も「レッドカーペットに立った瞬間、それぞれの表情が明るく輝いていたのが忘れられません」と語ります。
次世代を担う福祉美容の可能性
介護美容研究所名古屋校は、開校からわずか2年半で330名を超える受講生を迎え入れるなど急速に成長を遂げています。この急成長の背景には、特に40代から60代の女性たちが持つ、福祉と美容の融合に対する強い願いがあります。「LiNK WALK」に参加した受講生たちの活躍は、ただの技術習得にとどまらず、自らの経験を活かして誰かの役に立ちたいと切望する姿勢を示しました。
逆境をバネにして新たな分野へ挑戦する彼女たちの姿を観ることで、福祉美容の未来が期待できると感じました。今後も、このような活動が続くことで地域社会がより温かくなることを願っています。
まとめ
「LiNK WALK」は、単なるファッションイベントではなく、高齢者や障がい者、福祉学生が共に手を取り合う新しい共生の形を示しました。デニムという共通テーマのもと、年齢や背景を越えたつながりが生まれ、また参加者や観客の心を豊かにしたこのイベントは、まさにインクルーシブな未来に向けた第一歩となりました。