2026年東京オフィスマーケット動向調査: 空室率と賃料の最新情報
三菱地所リアルエステートサービス株式会社が発表した2026年5月末の東京オフィスマーケットに関する調査結果によれば、主要7区の潜在空室率は2.38%であり、前月に比べて0.19ポイントの減少を示しています。平均募集賃料は32,217円/坪で、前月比で434円の上昇となりました。
潜在空室率の動向
主要5区における潜在空室率は1.98%と、こちらも前月から0.21ポイントの減少を見せています。これらの数字からは、東京のオフィス市場が安定した動きを見せていることが伺えます。特に、潜在空室率が低下していることは、オフィス需給のバランスが良くなってきているサインとも言えるでしょう。
平均募集賃料の傾向
主要5区における平均募集賃料は37,328円/坪で、前月比625円の上昇を見せています。主要7区全体で見ると、賃料が徐々に上昇していることが明らかです。これは、オフィスの需要が依然として高いことを示しています。特に、八重洲・京橋・日本橋エリアでは、賃料が74,167円/坪に達し、7万円台に突入したことは注目に値します。これは、高単価エリアでの賃料単価の改善を意味します。
豊洲・晴海エリアにおいても、付加価値を高めたセットアップオフィスの導入が影響しており、これにより賃料が高まる動きが見られます。今後この傾向が続くと、さらに高い賃料が見込まれるかもしれません。
市場の需給バランス
2025年度における主要7区の成約面積は、募集開始面積の約2倍に達しました。これにより、市場全体として「需要過多・貸手優位」の傾向が強まっています。この状況は、特に港区において顕著で、大型物件の竣工が相次いでいるにもかかわらず、成約は竣工前に行われるケースが多いことが影響しています。結果、成約面積は突出した数字を示しています。一方、千代田区では募集開始面積が成約面積を上回っていますが、この背景には高い賃料が影響していると見られます。
不動産市場の展望
以上のデータを踏まえると、2026年の東京オフィスマーケットは安定した成長方向に進んでいることが分かります。企業の移転や新たなオフィスの需要が継続すると予想され、高賃料エリアとそうでないエリアの需給に差が生じる可能性が高いでしょう。今後も、オフィス市場の動向には目が離せません。
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