ロボットと店舗運営
2025-09-30 12:36:37

セブン-イレブンとテレイグジスタンスが共同開発する未来型ロボットの実用化

セブン-イレブンとテレイグジスタンスの新しい挑戦



東京を拠点に活動するセブン-イレブン・ジャパンとテレイグジスタンス株式会社が、ヒューマノイドロボット「Astra」の開発に向けたパートナーシップを結びました。この取り組みは、生成AI技術を活用して、未来の店舗運営に貢献することを目指しています。

新たな店舗運営の未来



近年、小売業界は急速に変化しており、労働力不足や効率的な業務運営が求められています。セブン-イレブンでは、これらの課題を解決するために、業務効率化を図る様々な取り組みを行ってきました。このたび導入されるAstraは、ロボット基盤モデルVLA(Vision-Language-Action)を採用し、対人業務の負担を軽減することを目的としています。

Astraは、2029年を目標に店舗へ導入される予定で、その活動範囲は商品補充やレジ業務、さらには店内の調理作業など多岐にわたります。導入が進むことで、店舗従業員はお客様の接客や売場管理といった、より人間的価値が必要とされる業務に集中することができるようになるでしょう。

パートナーシップの詳細



このパートナーシップでは、次の3つの主要な取り組みが計画されています。
1. 業務自動化の特定と検証: 技術的、経済的にロボットによる自動化が可能な業務の領域を探し、その効果を検証します。
2. ハードウェアの開発: 現場の声を基に、店舗の具体的な課題を解決する為のヒューマノイドロボットの hardware の開発を行います。
3. データの収集と学習: VLAモデルの学習に必要なロボットの動作データを広範囲に収集し、AIの性能を向上させるための基礎データを構築します。

このプロジェクトの背景には、AIロボット協会との連携もあります。早稲田大学や東京大学などと協力し、膨大な実データ採集を行うことで、AIを活用したロボットの早期実用化を目指します。

実データの活用



テレイグジスタンスは、すでにコンビニエンスストアでの飲料陳列ロボットGhostを通じて、効率的なデータ収集基盤を確立しています。この基盤と実店舗業務から得たデータを組み合わせることで、VLAモデルの学習に必要な動作データセットを構築し、迅速なロボット開発を実現します。

テレイグジスタンスのビジョン



テレイグジスタンスは、「世界のあらゆる物体を一つ残らず掴み取る」というミッションのもと、小売や物流業界における実用的なロボット技術の開発を進めています。AIとロボット工学を融合させることで、人々の生活や産業構造に変革をもたらすことが目標です。

この新たなパートナーシップがもたらす未来の店舗運営が、どのように変化していくのか、私たちも期待しています。今後も進展を見守りながら、より良い消費者体験を実現する新たなテクノロジーに注目していきたいと思います。


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