ホテルメトロポリタン羽田、世界的なデザインアワードで栄冠
羽田空港第3ターミナルから一駅の「天空橋駅」から徒歩約1分の場所に位置する「ホテルメトロポリタン羽田」が、国際的なデザインアワード「Shaw Contract Design Awards 2025」において、「Best of Asia」に選ばれました。この名誉な受賞は、日本ホテル株式会社が運営する当ホテルのデザインと空間の創造性を証明するものです。
Shaw Contract Design Awardsとは
このアワードは、米国ジョージア州を拠点とする床材ブランド「Shaw Contract」が主催し、今年で20周年を迎えます。デザインがもたらす空間に与える影響を評価し、世界中から数多くの建築およびインテリアデザインの中から、抜群のプロジェクトが表彰されます。“Best of Asia”は、アジア地域内で選ばれたエントリー作品の中からデザインの卓越性が高く評価されたプロジェクトに与えられます。
公式サイトによると、
Shaw Contract Design Awards公式サイトで受賞の詳細を確認できます。
コンセプトとデザイン
「ホテルメトロポリタン羽田」のプランニングは、株式会社日建設計の戸井賢一郎氏をはじめとするデザインチームによって行われました。ホテルは、空港の滑走路跡地に設計されており、空港の素晴らしい眺望を提供します。このロケーションは、空港利用者にとって便利なだけでなく、宿泊そのものが目的となるような魅力を数多く備えています。
ホテルの全体コンセプトは「とまり木」。これは、旅行者が一息つき、空港を見渡しながらリトリートできる空間を目指しています。また、客室には大きな窓が備えられ、高カウンターも設置されているため、ゲストは多様な空間で自由なひと時を過ごすことができます。
象徴的な廊下は「空港のホテル」としての印象を与え、随所に航空機や空港のデザイン要素が取り込まれています。また、地域の特性を生かし、インダストリアルな雰囲気や歴史の要素もアートとして空間に組み込まれています。
地域に根ざしたおもてなし
館内のサイン計画でも、滑走路に使用されている航空フォントや航空誘導サインをヒントにしたものが用いられ、訪れる人々に驚きと発見をもたらす工夫がされています。地域や空港の魅力を体験できる空間は、特有の「おもてなし」を提供することを目指しています。
客室と施設
2023年10月17日に開業したこのホテルには237室が用意され、チェックインは15:00、チェックアウトは11:00です。公式サイトから予約ができます。客室は、羽田空港を見渡せるエアポートサイドや、開放的な景色を楽しめるリバーサイドもあり、多様なお客様に対応しています。
また、360度のパノラマビューを楽しめる屋上展望デッキ「THE ROOFTOP」や、ニューヨークスタイルのイタリアンを提供するレストラン「イル チェーロ 羽田」、宿泊者専用のジムも完備しています。これらの施設を活用して、快適で充実した滞在が楽しめることでしょう。
伝統と革新が融合した空間
事実、ホテルメトロポリタン羽田は過去にも多くのデザインアワードに入賞しており、デザインの洗練と同時に、伝統と革新が調和した空間を提供しています。特に、地元大田区羽田の文化も生かされたデザインは、訪れるたびに新たな発見をもたらしてくれるでしょう。
おわりに
羽田空港近くのこの新しいホテルは、宿泊場所を提供するだけでなく、空間におけるデザインの重要性を再確認させてくれる施設です。旅行のスタート地点としてぜひ利用してみてはいかがでしょうか。