MOVeLOTと搭乗型ロボット体験の魅力
2023年2月に設立されたMOVeLOT株式会社は、搭乗型ロボットを操る体験に特化したエンターテインメント企業です。代表取締役の廣井健人氏は、搭乗する人々がまるで物語の主人公になったかのように感じられる体験を提供することを目指しています。この新しい形式のエンターテインメントは、東京・墨田区を拠点として急成長しており、特にロボットファンやアニメ好きにはたまらないアトラクションとなっています。
夢を現実にするストーリー体験
MOVeLOTが提供するのは、ただのロボット操縦体験ではありません。彼らが目指すのは「ロボット操縦をストーリーに仕立てる」こと。廣井氏によると、操縦するロボットの名前は『ASTRO』で、これに乗り込み、VRのシューティングゲームをクリアする過程を楽しむことができます。体験者は60分の間、最大4人までが一緒に体験できるこのアクティビティを通じて、非日常的な感動を味わえます。
また、墨田区には敵を倒すために必要な戦闘環境のリアルさを演出する工夫もあり、動くロボットに搭乗するという夢が一歩近づいています。2023年10月の営業開始以降、多くの外国人観光客が訪れ、SNSでも高評価を得ているこの施設は、インバウンド需要にも応えています。右の写真が実際に体験できる『ASTRO』の様子です。
「機動警察パトレイバー」とのコラボ
もう一つの体験拠点「パトラボ」では、日本の名作アニメ『機動警察パトレイバー』で知られるロボット「イングラム」の操縦体験が可能です。パイロットとなる体験者は、センサー付きグローブを使ってイングラムを自由に操り、そのままの動きで体感することができます。ファンからも高い評価を得ており、特にリピーターが多いのが特徴です。
イングラムも『ASTRO』同様、脚を持たない設計になっており、安全性やコスト面を考慮しています。この工夫により、体験者はより多くのアトラクションを楽しむことができ、集客効果も高まっています。
墨田区のビジネス環境
MOVeLOTが拠点を置く墨田区は、ロボット関連のスタートアップ企業にとって理想的な環境です。多くのホテルや観光名所が近くにあり、外国人観光客など、自社のターゲット層にアクセスしやすい立地にあります。廣井氏は「墨田区のインキュベーション施設での出会いが、ここでの軌道を加速させた」と強調しています。また、ヒトとヒトを結ぶネットワークがあることで、新たなコラボレーションの可能性も広がっています。
未来への展望
2025年には移動式ロボット体験の運用を計画しており、地域の観光施設との共演も視野に入れています。つまり、トラックから『ASTRO』を導入し、イベント会場でロボット体験ができるようにする予定です。これは『レントゲン車のロボット版』と称され、誰でもアクセスできる体験を提供すると広井氏は意気込んでいます。
MOVeLOTの取り組みは、ロボット体験を通じて新たなエンターテインメント文化を築き上げようとしています。彼らの挑戦が、多くの人々に夢を与え、未来のキャリアを実現していくことでしょう。
企業情報
- - 会社名: MOVeLOT株式会社
- - 所在地: 東京都墨田区亀沢2-13-2
- - 設立: 2023年2月10日
- - 事業内容: 搭乗型ロボットプロデュース、ロボット開発受託
詳しくは公式サイトをご覧ください:
MOVeLOT