アルフレッサが新たなオンラインワクチン接種システムを導入し、利便性向上を目指す

アルフレッサが導入したオンラインワクチン接種管理システム「ワクチンぷらっと」

アルフレッサ株式会社が2024年9月から、24時間予約可能なオンラインワクチン接種管理システム「ワクチンぷらっと」をスタートしました。このシステムは、医療機関におけるワクチン接種業務の効率化を図るもので、利用者の利便性向上を目指しています。

「ワクチンぷらっと」導入の背景

ワクチン接種を支援する「ワクチン接種円滑化システム（V-SYS）」と、全国の自治体が用意しているワクチン接種予約サイトは、2024年3月を持って運用が終了することが決まっています。この動向を受けて、アルフレッサは新たな予約システムの必要性を認識し、「ワクチンぷらっと」の開発に着手しました。

「ワクチンぷらっと」は、接種希望者が電話で予約をする必要がなく、オンラインで24時間いつでも予約できる仕組みを提供します。これにより、医療機関は電話対応にかかるリソースを削減でき、業務負担を軽減することが可能になります。また、在庫管理や供給体制の整備も支援し、ワクチン接種希望者を適切にサポートします。

利用者に優しい機能

接種希望者向け

- オンライン予約ができることで、仕事や育児、介護で忙しい方でもスキマ時間に手続き可能。
- 家族や複数名の接種予約をまとめて管理できるため、より便利です。

医療機関向け

- スタッフの電話対応の負担が軽減され、効率的にスケジュール管理が行える。
- ワクチン在庫に応じた予約が可能となり、供給不足や過剰供給のリスクを減少できます。

製薬企業および医薬品卸向けのメリット

- 接種予約状況をリアルタイムで参照することで、在庫偏在の解消と廃棄削減に寄与。
- 地域ごとの需要に対して適切な供給が可能になることで、効率的な運用が実現します。

実際の利用者の声

サービス提供開始に際し、医師や病院スタッフからの評価が寄せられています。医師からは「診療時間外でも予約できるのは非常に便利」といった感想が聞かれました。また、病院のスタッフは「電話予約が減り、患者が自分のペースで予約できるようになったため、業務が楽になった」と述べています。

接種希望者からは「お店の予約サイトのように手軽に予約でき、電話が混雑する心配がなくなった」との意見もあり、多くの方々にとって利用しやすいシステムであるようです。

今後の展望

ワクチン接種は、インフルエンザを含む感染症の拡大を防ぐ重要な手段です。「ワクチンぷらっと」の普及を進めることで、さらなる接種の円滑化を図り、地域社会の健康維持に寄与したいと考えています。アルフレッサは引き続き、医療現場へのソリューション提供を通じて、地域医療の支援と人々の健康を支えていきます。

アルフレッサ株式会社の企業情報

1949年に設立されたアルフレッサは、長年にわたり病院や薬局に医療用医薬品の供給を行っています。国内外1,000社以上の製造元から医薬品や医療機器を仕入れる一方で、地域包括ケアシステムの構築なども展開。医療の質向上に貢献する情報サービスやソリューションツールの提供を通じ、各地域のニーズに合った支援を行っています。