企業の新たな成長を促す社内副業制度の最前線

株式会社エンファクトリーは、企業内で社員が通常の業務とは別にプロジェクトや新たな仕事に取り組む「社内副業」の立ち上げと運用を支援する新しいサービスを開始しました。この取り組みは、企業内のサイロ化を解消し、社員に成長の機会とエンゲージメントを提供することを目的としています。

背景

近年、多くの企業が社員の主体的なキャリア形成を支援したくても、部門間のコミュニケーション不足や成長の機会が限られているという課題に直面しています。特に大手企業では、社内副業の導入が増えてきましたが、単なる制度の整備ではうまく機能しないことが多々あり、困難に直面する企業も少なくありません。エンファクトリーはこのような問題を解決するために、専門的な支援を行います。

同社は、2011年の設立以来「専業禁止」を掲げ、新しい学びとキャリアの機会を提供し続けてきました。これらの取り組みを基に、社員がもっと自由に自分のキャリアをデザインできるよう支援するサービスを展開しています。具体的には、企業の特性に応じて独自の社内副業制度を設計します。

実績

実際の導入事例として、三井住友海上火災保険株式会社では「プロジェクトチャレンジ」という社内副業の取り組みがスタート。約2,000名が登録し、400名以上の社員が実際に独自のプロジェクトに取り組んでいます。このプログラムは、組織間のコラボレーションやイノベーションを生むきっかけとされています。

さらに、静岡ガス株式会社では「挑戦する文化形成」を目的に2024年より社内副業制度の試行運用を開始します。社員が他部署や異業種と交流することで、知識や見方を広げ、組織の活性化を図ります。

サービス概要

エンファクトリーの社内副業制度支援サービスでは、以下の特徴があります。

1. 運用を支えるソフト面のサポート: ただ制度を整備するだけではなく、実際の運用を活性化させるために、ルールやガイドラインの策定、参加者の促進、ワークショップの実施など手厚いサポートが得られます。これにより、社員が制度をより活用しやすくなります。

2. 社内副業管理ツールの活用: 「Teamlancerエンタープライズ」というツールを利用することで、副業の管理と進捗を効率化できます。申請から活動報告まで、一元的に管理できるため、社員にとっても利用しやすくなります。

3. 越境学習のノウハウの活用: エンファクトリーが培った越境学習の経験を活かし、社内副業だけでなく社外副業も支援します。貴社のニーズや課題に応じた効果的な制度設計を提案します。