がん細胞診のAI提携
2026-05-13 19:29:52

モッドアステラがWellgen Medicalとがん細胞診のAI開発で提携

モッドアステラとWellgen Medicalの戦略的パートナーシップ



東京都渋谷区に本社を構えるモッドアステラ株式会社は、台湾の医療機器企業Wellgen Medical CO., LTDとの間で、がん細胞診領域におけるAIスクリーニングモデルの共同開発に向けた戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。この提携により、技術とデータを融合させ、転移がん細胞の検出支援AIを進化させることを目指します。

がん細胞診の重要性と現在の課題



細胞診(Cytopathology)は、胸水や腹水等の体液中に存在するがん細胞を分析し、早期に転移がんを発見するための重要な診断手段です。しかし、近年、世界的に病理医の不足が深刻化しています。米国では2030年までに約5,000人の病理医不足が予測されており、日本でも人口10万人あたりたったの約1.4人の病理医しかいない状況です。

さらには、体液細胞診における転移がんの検出感度は32%から77%と広範囲であり、特にステージ4のがん患者の中には、治療の機会を逃すリスクが存在しています。これらの問題を解決するためには、より高精度な診断手法が必要不可欠です。

従来型AIでは解決できない細胞重積の課題



従来の病理AIは、平面的な組織切片を基にしたWhole Slide Imaging(WSI)技術に依存しています。しかし、細胞診では細胞が三次元的に重なっているため、従来型のスキャナでは重要な情報が隠れてしまいがちです。Wellgen Medicalが開発したCytoScopeは、トモグラフィックイメージング技術を用いて、細胞の立体的な構造を可視化することが可能です。この新技術により、従来では得られなかった情報を分析することができ、AIによる更なる精度向上が期待されます。

AIによるスクリーニング支援での効率化



両社は、漿膜液細胞診(Serous Fluid Cytology)向けのAIスクリーニングモデルを共同で開発し、Wellgen MedicalのCytoScopeワークフローに統合していく予定です。このAIは、病理医がレビューする際に懸念がある視野領域を事前に抽出することができ、診断作業をより迅速かつ効率的に行えるようになります。また、将来的には遠隔病理(Telepathology)の基盤構築も視野に入れています。

眼前の展望と期待



ModAsteraとWellgen Medicalは、今回の提携によって病理診断の効率と精度を向上させることを目指しています。これにより、医療現場の負担軽減とともに、患者にとって早期の治療機会拡大にも寄与できると期待されています。新たなAI技術がもたらす変革は、今後の医療の現場でどのように活かされていくのか、注目が集まります。

企業情報



モッドアステラ株式会社について


モッドアステラ株式会社は、医療AI開発のためのプラットフォームを提供するスタートアップ企業です。データのアノテーション、AIモデルの生成、クラウドデプロイなどを支援し、医療分野におけるAI開発のプロセスを促進しています。
Website: modastera.com

Wellgen Medical CO., LTDについて


Wellgen Medicalは、台湾を拠点とする医療技術企業であり、細胞診向けにトモグラフィックイメージング技術「CytoScope」を提供し、病理診断の質の向上に努めています。
Website: wellgenmedical.com

お問い合わせ


モッドアステラ株式会社
メール: [email protected]


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