2025年11月度 職種別賃金伸び率ランキングの最新情報
株式会社フロッグが発表した「2025年11月度 職種別賃金伸び率ランキング」は、アルバイト・パート、派遣、正社員という3つの雇用形態ごとに賃金の動向を詳しく分析したものです。本記事では、このランキングの詳細とともに、賃金の変動要因について探ります。
1. 調査の背景
2025年11月の調査は、アルバイト・パート、派遣、正社員の求人情報を対象に行われました。収集元となる求人媒体には、イーアイデムやバイトルなどがあり、さまざまな業種の求人情報が集まっています。厚生労働省が示す日本全国の最低賃金が引き上げられた影響もあり、各職種での賃金動向が注目されています。
2. 賃金動向の概要
今回のランキングで特に注目すべきは、アルバイト・パートの中で「映像/イベント/芸能/キャンペーン」が前月比で1.01%の賃金上昇を記録し、1位に輝いたことです。賃金上昇の要因としては、イベントスタッフの高時給求人が多いことが挙げられます。
一方、ワースト1となった「建設/土木/エネルギー」は、前月比で-11.64%の減少を見せており、その原因として大規模な求人出稿の減少が影響しています。
正社員の職種別では、「ファッション/アパレル/インテリア」が0.63%の伸びで1位を獲得。ファッション業界は、景気の影響を受けにくいリピーター顧客が多いことから、安定した賃金上昇が見られました。
3. 各職種の推移
アルバイト・パートの詳細なランキングは以下の通りです。
- - 1位: 映像/イベント/芸能/キャンペーン(+14円、+1.01%)
- - 2位: 販売/接客/サービス(+12円、+1.00%)
- - 3位: 営業/事務/企画/管理(+12円、+0.92%)
これに対して、正社員のトップ3は、
- - 1位: ファッション/アパレル/インテリア(+1,763円、+0.63%)
- - 2位: 建設/土木/エネルギー(+1,514円、+0.54%)
- - 3位: 専門職(+1,644円、+0.54%)
4. 業界別の影響
特筆すべきは、アルバイト・パート部門の「映像/イベント/芸能/キャンペーン」の賃金が大きく上昇している点です。これは、良質のイベントスタッフを求める企業が増えているためで、特に繁忙期に高時給を提示する傾向があります。こうした流れは、直近12か月間の賃金推移も反映しており、今後も同様のトレンドが続く可能性があります。
対照的に、「建設/土木/エネルギー」に関しては、高時給の求人が一時的に集中した影響が薄れつつあるため、今後の賃金動向には注意が必要です。
5. まとめ
アルバイト・パート、派遣、正社員それぞれの賃金動向は、さまざまな要因に影響を受けており、来月以降も市場を注視する必要があります。本調査を通じて、雇用環境の変化や新たな求人の出現が、どのように各職種の賃金に影響を与えるのか、引き続き探っていきましょう。賃金の動向は、企業にとっても、求職者にとっても重要な情報ですので、常にアップデートしていくことが求められます。