高専GIRLS SDGs × Technology Contestが進化する
独立行政法人国立高等専門学校機構は、日本経済新聞社との共催により、「第4回高専GIRLS SDGs × Technology Contest(高専GCON2025)」の開催を発表しました。このコンテストは、女性技術者の育成とSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした技術開発やアイデアの提案を行うもので、全国の高等専門学校から89チームがエントリーしました。
12チームが本選に進出
本選に進むことが決まったのは、厳選された12チームです。それぞれのチームは、SDGsを意識した革新的なアイデアを持っており、今後の技術者のあり方を示しています。出場するチームは以下の通りで、興味深いテーマを提案しています。
- - 仙台高等専門学校「杜のシカシカ」: 子供向けのAIアプリと歯ブラシ用アタッチメントで「磨き残し」を可視化。
- - 茨城工業高等専門学校「茨城高専・Tech.AGRI」: 茨城のさつまいもを基にした地域ブランド戦略。
- - 小山工業高等専門学校「いろとりどりラボ」: 草木染めを用いて大谷石の廃材をアップサイクル。
- - 群馬工業高等専門学校「群馬レベルアップ大作戦☆」: 新素材としてのこんにゃく飛粉の活用。
- - 豊田・岐阜工業高等専門学校「夢見る師弟Girls」: 廃タイルを再生した資材で循環経済を実現。
- - 奈良工業高等専門学校「YAMATO Herbal」: カワラヨモギを使った女性向け点鼻薬の開発。
- - 呉工業高等専門学校「MECA女養成プロジェクト」: 技術者としてのジェンダーフリー社会の推進。
- - 徳山工業高等専門学校「ひかみこちゃんねる」: フラNavi for Girlsでいつでもどこでも利用可能なサービス。
- - 阿南工業高等専門学校「阿波乙女」: あなたとAIで共創する人形浄瑠璃の物語。
- - 久留米工業高等専門学校「かっぱ」: AIによる熱処理技術の継承に挑戦。
- - 熊本高等専門学校「のんだモン」: 幼稚園・保育所での熱中症予防を効率化する水分管理ツール。
- - 沖縄工業高等専門学校「とっとこミューオン隊!」: 宇宙放射線テクノロジーを使った防災エコシステム。
成果発表会の詳細
本選は2025年12月14日(日)に東京大学伊藤謝恩ホールにて開かれます。出場チームによる成果発表が行われるほか、日経チャンネルでもライブ配信が予定されています。オンライン視聴を希望する方は、事前に申し込むことが必要です。申し込みは
こちらから。
事前視聴を希望された方には、各チームの紹介が盛り込まれたプログラムが提供される予定です。
審査員の紹介
本選には著名な審査員たちが参加します。東京大学の教授や、日本アイ・ビー・エムのデータサイエンティストなど、様々な分野の専門家が集結し、創造性と技術力を評価します。
応募の背景と活動の意義
高専GCON2025は、優れたアイデアを広めるだけでなく、ダイバーシティとエクイティの推進、地域の技術者育成にも力を入れています。この活動を通じて、未来の技術者たちが必要なスキルを身につけられる環境を整えることが目指されています。
詳細な情報は、GCONの
オフィシャルHP をご覧ください。今後も新たな技術とアイデアが生まれる場としての高専GCONの活躍に期待しています。