ハンモックが新機能を追加したAI-OCR『DX OCR』の実力とは
株式会社ハンモックが新バージョンのAI-OCRサービス『DX OCR』をリリースしました。手作業によるデータ入力を効率化し、中小企業が向かうデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援することを目的にしています。特に、電子帳簿保存法に準拠した機能が強化され、企業の業務負担の軽減が期待されます。
『DX OCR』が解決する業務効率化の課題
近年、多くの企業が注文処理やデータ入力業務において手作業を強いられています。ハンモックが実施した調査では、中小企業の約7割がデータの確認やファイル管理に悩んでいるといいます。こうした手作業は時間を浪費し、業務効率を損なう要因です。
『DX OCR』は、これらの問題を解消するために設計されました。特に重要な機能として、マスタデータとの自動照合があります。これにより、商品名や会社名のミスを減少させ、正確なデータ入力が可能に。例えば、基幹システムが求める正確なコードに自動変換することで、手動での修正作業が大幅に削減されます。
電子帳簿保存法への対応強化
2024年1月に施行される改正電子帳簿保存法では、企業が電子データを適切に保存することが求められます。『DX OCR』は、読み取ったデータを自動的にファイル名に付与し、特定のフォルダに振り分ける機能を搭載。この機能により、ファイル名には取引日や金額、取引先名などが自動的に含まれ、文書管理が容易になります。
さらなる機能と導入の利点
『DX OCR』は手書き文字も含む幅広い文字認識に対応しており、さまざまな企業のニーズに対応します。また、従来のOCRシステムとは異なり、帳票設計が不要であるため、導入ハードルも低いのが特徴。どのメーカーのスキャナや複合機でも使用できるため、既存のIT環境にシームレスに統合可能です。
ハンモックは本製品を通じて、多くの企業が業務の自動化と効率化を実現し、競争力を強化できることを目指しています。
株式会社ハンモックについて
株式会社ハンモックは、法人向けに高品質なソフトウェアを提供する企業であり、IT技術を駆使して顧客の課題を解決することに力を注いでいます。「組織を強くするIT環境をすべての人へ」をスローガンに、常に革新を追求し続けています。また、『DX OCR』をはじめとする各種サービスは、法人顧客のニーズに応じた柔軟なソリューションとして高く評価されています。
この記事では、『DX OCR』の新機能やその利点について詳しくご紹介しましたが、今後、より多くの企業がこのサービスを活用し、業務の生産性向上を図ることが期待されます。