ピーステック・アワード2025の開催
2025年5月19日、渋谷に位置するQWSで、「第1回ピーステック・アワード2025」のピッチ審査と表彰式が開催されました。このイベントは、テクノロジーを活用し、社会の根本的課題を解決するスタートアップ企業を応援することを目的としています。この度のアワードでは、数々の応募企業の中から見事に4社が受賞を果たしました。
受賞企業は、インスタリム株式会社がグランプリを受賞し、他にもWOTA株式会社、EFポリマー株式会社、株式会社デジリハがそれぞれ部門賞を得ました。これらの企業は、SDGs(持続可能な開発目標)を意識したビジネスモデルを展開している点で評価されています。
受賞企業の紹介
グランプリ:インスタリム株式会社
インスタリムは、「3Dプリント義足を通じて平和への一歩を」というテーマで、最先端の技術を駆使し歩行を支える義足の製造に取り組んでいます。この技術により、身体に障害を持った方々の生活の質を向上させることを目指しています。
危機管理部門賞:WOTA株式会社
WOTAは、「水問題を構造から捉え、解決に挑む。」というビジョンを掲げ、水質管理や供給システムの効率化に向けたソリューションを提供しています。特に、自然災害時の水供給を重要視し、平和な社会の実現に貢献しています。
積極的平和部門賞:EFポリマー株式会社
EFポリマーは、持続可能な開発を目指し「環境と未来を潤す有機素材」の開発・販売を行っています。これにより、環境保護に寄与し、持続可能な社会の実現に向けた活動を行っています。
審査員特別賞:株式会社デジリハ
デジリハは、「障害に左右されない未来を実装する。」という理念の元に、リハビリテーションのデジタル化を進めています。これにより、障害を持つ方々が自立しやすい環境を整えることを目指しています。
パネルセッション
また、イベントでは「平和×テック×ビジネス」の可能性を探るパネルセッションも開催されました。登壇者には、早稲田大学の入山章栄教授とシブヤスタートアップスの渡部志保社長が参加し、テクノロジーとビジネスが如何に平和に寄与できるかについて熱のこもった議論が行われました。彼らの視点から、平和とビジネスの交差点で新たな価値を生み出す可能性についての insights が提供されました。
スポンサー・パートナー企業の募集
今回のアワードを通じて誕生した新たなビジネスモデルやアイデアを推進するため、スポンサーおよびパートナー企業を募集中です。受賞企業とコラボレーションを希望される企業様は、事務局への問い合わせをお待ちしております。
未来に向けたピーステック産業の期待
「平和のためのビジネス・カウンシル(CEAPP)」との連携を強化し、受賞企業の活動を可視化することで、「ピーステック」の価値をより広く認識してもらうことを目指しています。また、ピーステック事業者同士の連携を深めるためのコミュニティ構築も推進しており、ビジネス運営の中で平和の実現に向けた研究や取り組みが進められています。
このような取り組みを通じて、テクノロジーを活用した平和の実現への道を切り拓くことが期待されています。ピーステック・アワード2025は、これからもその灯火を大切に育て、さらなる発展を遂げることでしょう。皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。