緊迫のK-1前日計量会見、カリミアンとトループが乱闘で中止に！

2025年9月7日（日）、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD MAX 2025～-70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦」の前日記者会見が、6日に都内で行われました。この会見は3部構成で行われましたが、特に注目を集めたのはHERO’S（ヒーローズ）ルールにて対戦するシナ・カリミアン（イラン）とブレイク・トループ（アメリカ）による激烈な挑発合戦です。

乱闘の発端

両選手は計量前から互いに挑発し合い、ちょっとした小競り合いが起こりました。計量後の会見では、トループが意気込みを語ると、カリミアンが反論。その流れは悪化の一途を辿り、トループがカリミアンに対して辛辣な発言を投げかけると、事態は最悪の展開を迎えました。カリミアンが怒りに満ちて立ち上がり、トループにマイクを投げつけると、さらに突進するカリミアンをトループがタックルで押さえ込みました。

怒り心頭のカリミアンは机を押し崩し、椅子を振り上げる一幕もあり、スタッフがなんとか介入して制止を試みましたが、カリミアンは収まらず、会場は大混乱に陥りました。ついには、K-1側が判断し、2人を退場させて会見は中止となりました。

言葉の応酬

乱闘が起きる前の両選手の会話は緊迫感に満ち、トループは「明日が本当に楽しみだ。この瞬間のために一生をかけてトレーニングしてきた」と意気込む一方で、カリミアンが「今はお前の話をする時間じゃない」と相手の挑発を全く気にせずに反論しました。

トループは、カリミアンのグラップリングスキルを揶揄しつつ「俺の立ち技は柔らかいお前じゃ止められない」と断言。カリミアンも「お前のSNSは口だけだろ」と返し、両者の口撃は続きました。最終的には、トループが「明日はリングでシナを倒してやる」と宣言し、カリミアンは「ぶっ殺してやる、この野郎！！」と激昂し、場面はピークに達しました。

両者の経歴に注目

カリミアンは、”イランの英雄”の名を持ち、18年には初代K-1クルーザー級王座決定トーナメントで王者となった経歴がありますが、最近の試合ではKO負けも経験。対するトループは、アメリカ出身でLIGHTS OUT XTREME FIGHTINGのヘビー級王者。圧倒的な打撃力を誇り、その強さがSNSでも話題に上っています。

次なる試合へ

この二人の試合は、特に注目の一戦です。K-1のイベントは、毎回多くのファンを魅了し続けていますが、今回の乱闘劇はその期待感を一層高める結果となりました。K-1 WORLD MAX 2025は当然のことながら、他の選手たちも含め、さらにエキサイティングなモメンタムを生み出すに違いありません。

イベントは明日の13時から、本戦が開始されます。気になる方は、チケット情報や詳しい選手プロフィールをK-1公式サイトでチェックしてみてください。これはまさに見逃せない戦いが待っています！