安倍安人の作陶展
2026-03-10 14:55:05

備前焼の巨匠・安倍安人が彩る新たな作陶の世界

備前焼の巨匠・安倍安人の魅力に迫る個展開催



東京・京橋にある株式会社加島美術では、2026年3月20日から29日まで、備前焼の名工・安倍安人による個展「安倍安人展―お預け―」が行われます。この個展では、安倍氏が新たに制作した作品を中心に48点が展示され、特に初出品の《お預け徳利》は必見です。

安倍安人の作陶の旅



安倍安人は1938年に大阪で生まれ、21歳からは美術の探求を志しました。その後、陶芸の道に入ったのは30代になってからであり、岡山県瀬戸内市で築窯を始めます。彼は桃山古備前からインスピレーションを受けた作品づくりやその焼成方法について研究を重ねてきました。特に、備前焼に赤、青、黄、緑といった色彩を取り入れる「彩色備前」という新しいスタイルを確立し、その独自性を国際的に認められるようになりました。

彼の作品は京都国立近代美術館やニューヨークのメトロポリタン美術館、台湾の故宮博物院など多くの美術館に収蔵されています。また、海外での個展も多く開催され、世界中に彼の名が知られるようになりました。

個展の見どころ



今回の個展では、安倍安人が茶事の道具としても活用できる「お預け徳利」を初めて出品します。この徳利は、亭主の代わりを務める重要な道具であり、茶事の特別な空間を演出します。また、その他にも桃山古備前の風合いを持つ水指や花入れ、茶碗、酒器なども展示されます。特に、干支にちなんだ馬を描いた彩色酒器は、特に目を引くことでしょう。更に彼の作家活動の原点である油彩画も展示される予定です。

安倍の手によって生み出された作品は、なんと48点。古典的な備前焼の伝統に根ざしながらも、独自の現代的な解釈を加えた作品群は、観る者に強い印象を与えます。彼の作品を通じて、伝統工芸の真髄を感じるとともに、何千年と受け継がれる文化を現代に生かす姿勢を垣間見ることができるでしょう。

アクセスとその他の詳細



本展は、加島美術の2階展示室で行われます。入場は無料で、毎日開催されているため、都合の良いタイミングで訪れることができます。会場へのアクセスは、地下鉄銀座線「京橋駅」から徒歩2分、またはJR「東京駅」から徒歩9分と非常に便利です。

また、出品作品を掲載したカタログが無料で配布されます。数に限りがあるため、希望される方は早めの申し込みをお勧めします。カタログ申し込みは、加島美術の公式ウェブサイトから行うことができます。

安倍安人展は、彼の卓越した技術と独自の視点で作り上げられた作品を観る絶好の機会です。ぜひこの機会に、安倍安人が創り出す美しき備前焼の世界を体験してみてはいかがでしょうか。


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