多摩美術大学に新たな風が吹く
多摩美術大学は、2026年4月に新たに「統合デザイン専攻」(School of Integrated Design, SID)を開設します。この新しい大学院では、デザインの力を使って、急速に進化する社会と人類が直面する複雑な問題に取り組む高度なデザイン人材の育成を目指します。特に、世界的な環境問題や情報技術の進展に対応できるような人材を育てることに重きを置いています。
このたび、進学を希望する方に向けた説明会を、2025年7月31日(木)に多摩美術大学上野毛キャンパスのCube206教室で開催することが決まりました。説明会では、統合デザイン専攻の概要や入試に関する情報が詳しく紹介され、また多様な専門性を併せ持つ教員による質疑応答の時間も設けられる予定です。
SIDの概要と目的
SIDの設立目的は、デザインを使って社会を豊かにし、美しく変革することにあります。単なる専門分野の枠を超え、「秩序ある全体性」を志向しており、知性、創造性、身体と精神、感性と理性を統合し、人間の能力を最大限に引き出す教育を行います。この理念に基づき、持続可能な未来を創出するためのデザイン思考を持ったリーダーを育てることを目指しています。
詳細な説明会の内容
- - 日時: 2025年7月31日(木)13:00~14:30
- - 場所: 多摩美術大学上野毛キャンパス Cube206教室(対面)
- - 対象者: 多摩美術大学の学生の他、他大学の学生、社会人、SIDへの進学に興味がある方
- - プログラム: SIDの概要、入試情報、質疑応答
参加希望者は、説明会の申込を忘れずに行ってください。申込の締切は7月30日(水)12:00です。参加できない方のために、後日アーカイブ配信も予定されていますので、その情報は公式サイトやSNSで告知される予定です。
出席予定の教員
説明会には、多様なバックグラウンドと高い専門性を有する教員が登壇します。例えば、プロダクトデザイナーの長崎綱雄氏は、生態心理学に基づいたデザインの構想を進める研究者です。また、エクスペリエンスデザイナーの佐々木千穂氏は、多様なデザイン領域での実績を持ち、国内外でのデザイン実装を支援しています。コグニティブデザイナーの菅俊一氏や、視覚表現に関心を持つ野間田佑也氏も登場し、それぞれの専門に基づく見解を提供されます。
詳しい情報
進学説明会に関する詳細は以下のサイトをご覧ください:
統合デザイン専攻ホームページ
また、学校法人多摩美術大学自体についても興味のある方は、こちらの公式サイトを訪れてみてください:
多摩美術大学
新しいデザインの未来を探求したい方々にとって、この説明会は貴重な機会です。ぜひご参加いただき、次世代のデザインの可能性を共に考えてみましょう。