Morus、資金調達成功
2025-06-30 13:57:18

Morusが7億円の資金調達、カイコを中心にバイオ原料産業を革新

Morusが7億円を調達し、カイコの未来を開く



東京都千代田区に本社を置くMorus株式会社が、カイコ由来のバイオ原料を基にした革新を目指すべく、シリーズAラウンドで7億円を調達しました。この資金調達には、未来創生3号ファンドやみずほキャピタル、東大創業者の会など多様な投資家が参加し、Morusの新たな飛躍を期待させています。

Morusの取り組むバイオ原料


Morusは、カイコ由来の高機能バイオ原料「MorSilk® Powder」の開発・供給を行う企業として、食品や医療、化粧品など広範な分野での応用を目指しています。その主要成分には、カイコのシルクタンパク質や桑の葉由来の栄養素が含まれ、健康機能性を持つ原料としてのポテンシャルが期待されています。

未来志向のバイオエコノミー


地球規模の環境課題解決に向けた動きが加速する中、Morusはバイオエコノミーにおけるリーダーシップを目指しています。OECDは、20230年までにバイオエコノミーの市場が200兆円に達すると予測しており、日本政府も53兆円市場の拡大を狙った政策を展開しています。こうした背景の中、Morusの技術が光を浴びる時代が来るでしょう。

カイコの新たな可能性


かつて日本は世界の繭生産でリーダーでしたが、化学繊維の台頭により縮小してしまいました。しかし、Morusはカイコを新たな高機能原料として再定義し、持続可能な次世代素材の開発を推進しています。Morusの研究開発は、信州大学との連携により、科学的証拠に基づく強固な基盤が築かれています。

具体的な応用展開


Morusが着手している実成果の一環として、食品分野においては血糖値制御や整腸作用を促進する機能性食品が期待されています。また、医療分野では漢方としての活用、さらには美容業界においてもシルクタンパクを基にしたスキンケア原料の開発が進んでいます。

国際市場への挑戦


ASEANやEUなどの国際市場への展開を視野に、Morusは量産体制の確立に向けて着実に進んでいます。特に、2024年にはシンガポールでの市場進出に向けた動きが加速します。B2Bでの提携、共同開発の機会を大いに広げていくことで、持続可能な素材産業の中核を担う企業となるでしょう。

未来の企業像


Morusが目指すのは、日本発のディープテック企業として、カイコの特性を活かした原料の提供を通じて、世界の健康課題を解決することです。この取り組みは、単なるビジネスを超え、人々の健康と環境に寄与する持続可能な社会の実現に向けた重要なステップです。

さらなる成長を目指して


今回の資金調達を機に、Morusはグローバル市場での挑戦を本格化させます。既存の取引先との関係を深化させ、新たなパートナーも積極的に募集していく中で、次世代の素材づくりに貢献する企業として成長していくことでしょう。健康や環境に対する社会へのインパクトを生み出すための努力は、これからも続いていきます。


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