PUMP MANが発表する環境配慮型先行剤「エコスルプラス」について

PUMP MANが誇る新型先行剤「エコスルプラス」

PUMP MAN株式会社が新たに開発した「エコスルプラス」は、コンクリートポンプ車用の環境配慮型先行剤です。この製品は、従来の先行モルタルによる廃棄問題の解決に寄与し、建設業界が直面する環境負荷やコストの削減に貢献します。

廃棄物の問題点

これまでのコンクリート圧送作業では、ホース内の潤滑を目的とした先行モルタルが約0.5㎥（すなわちミキサー車1台分）必要でした。しかし、このモルタルは打設や再利用ができず、大量の廃棄物を生み出す要因となっていました。

さらに、多くの企業が直面していたのは、その廃棄に伴う高コストです。廃棄物処理の手間や産業廃棄物の問題、そして違法投棄のリスクも増大していました。このような課題を克服するために生まれたのが「エコスルプラス」です。

「エコスルプラス」の特長

「エコスルプラス」にはいくつかの特筆すべき特徴があります。まず、環境負荷がゼロである点です。この先行剤は100%砂で構成されており、産業廃棄物を生成しません。また、CO₂排出を大幅に削減することで、物流や製造コストにも影響を及ぼします。

次に業務効率の向上です。「エコスルプラス」は必要最低限の量を使用できるため、20kgの袋詰めで供給される方式を採用しています。これにより、ミキサー車の手配が不要となり、施工時間や物流コストの削減が実現します。

さらに、高い安全性と信頼性も兼ね備えています。NETIS（国土交通省の新技術情報提供システム）に登録済みであり、JIS規格への登録も進行中です。簡単に施工ができるため、誰でも容易に使用することができるのも大きな魅力です。

脱炭素化とコスト削減の実現

現在、建設業界ではセメント価格の上昇が予測されています。2023年から2024年にかけて、1トンあたり2,000円～2,200円の値上げが発表されており、これに対応するための新たな手法が必要とされています。「エコスルプラス」を導入することで、コンクリート圧送現場での効率化とコスト削減が同時に実現され、脱炭素化の道を開くことができます。