生体の科学賞
2026-02-19 14:34:46

筑波大学深水教授が第10回生体の科学賞を受賞しました

筑波大学深水教授が第10回生体の科学賞を受賞



2026年2月17日、公益財団法人金原一郎記念医学医療振興財団は、第10回生体の科学賞を筑波大学生存ダイナミクス研究センターの深水昭吉教授に授与することを発表しました。この賞は、基礎医学分野における独自で発展的な研究に対して毎年贈られるもので、授賞金は500万円です。

生体の科学賞の目的とは?


生体の科学賞は、1949年に創刊された雑誌『生体の科学』の理念に基づき、基礎医学および生命科学の分野で持続的な発展を促進することを目的としています。受賞者には、長年にわたり研究に尽力した人物が選ばれ、毎年1件の研究テーマに助成金が支給されます。このような助成は、特に中堅クラスの研究者にとって重要な機会であり、年々その価値が高まっています。

深水昭吉博士の経歴と研究テーマ


深水昭吉教授は1959年に生まれ、筑波大学生存ダイナミクス研究センターの特命教授として活躍しています。授賞テーマとなっている研究は「アルギニンメチル化酵素による細胞内外連結型恒常性維持の新機構」です。この研究は、生体の恒常性が細胞間や組織間の情報伝達によって維持されることに注目したものです。

受賞理由について選考委員は、深水教授が心血管系の調節において重要な役割を担う神経体液性因子に注目してきたこと、また高血圧や心不全などの病態解明に寄与してきた点を評価しています。彼の研究は、特に一酸化窒素合成酵素を阻害することで血管収縮を引き起こすメチルアルギニンの生成経路を解明し、新たな心血管の恒常性制御機構に関する知見を生み出しています。

研究の背景と意義


生体の恒常性は、細胞内の反応だけでなく、細胞間や組織間、全身レベルでの情報伝達の精緻な統合によって維持されています。異なる生体システムが相互に影響し合うことで、外的環境や内的ストレスに対して動的に均衡を保っています。しかし、この制御の破綻は、慢性炎症や加齢に伴う疾患の原因となります。深水教授の研究は、アルギニンメチル化酵素がこれらの相互作用をいかにして促進するかを理解することを目指しています。これにより、慢性疾患の予防と治療に向けた新たな視点が開かれることが期待されています。

授賞式の詳細


授賞式は2026年3月5日(木)に東京都文京区本郷の株式会社医学書院で開催されます。出席を希望する方は、財団事務局までご連絡ください。最新の基礎医学研究を支援するこの助成プログラムは、新しい科学の発展に寄与することを目的としています。

このたびの受賞は、日本の医学生命科学のさらなる発展に向けた重要な契機となるでしょう。深水昭吉教授の今後の研究に大いに期待が寄せられています。


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