台湾SATOYAMA絵本
2026-01-19 10:53:53

台湾と日本の里山を絵本でつなぐ「台湾SATOYAMAイニシアティブ」開催

台湾と日本の里山を問う「台湾SATOYAMAイニシアティブ」出版記念イベント



株式会社トゥーヴァージンズ(東京都千代田区)は、2026年2月に台湾の里山を題材にした「台湾SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズ第2弾を日本語で発表します。このシリーズは、4つの作品から成り立っており、それぞれの絵本が台湾の伝統と現代の問題に焦点を当てています。

絵本のラインアップ



1. 『カタグロトビの歌』
2. 『百分橋を越えて』
3. 『小さな台湾白魚は大波を生む』
4. 『白い石は陸に上がり 黒い石は海へ潜る』

これらの本の先行発売に際し、台湾を代表するデザイン会社「種籽設計有限公司」の陳献棋CEOが来日し、出版記念イベントが開催されました。イベントには、絵本制作を手掛けた陳CEOと、日本の里山文化を発信する「Soil mag.」の編集長、曽田夕紀子が登壇し、里山の理念とその重要性について議論しました。

イベント概要



開催日時と場所


  • - 日時: 2025年12月22日(月)14:00〜15:30
  • - 場所: 誠品生活日本橋 イベントスペース「FORUM」

このイベントでは、里山と自然との共生についての意義が強調されました。気候変動や生物多様性の損失など、現代的な課題に対して人と自然がどう共生していくかを問う場となり、台湾と日本の異なる視点からのアプローチが示されました。

SATOYAMAイニシアティブとは



SATOYAMAイニシアティブは、生物多様性の保全と人間の福利向上を目的に、人間と自然が調和している「里山」的な地域を持続的に維持・再構築する国際的な取り組みです。日本では「里山」や「里海」の文化が、農林漁業を通じて長い歴史の中で育まれてきました。これらの地域は、人々の生活環境のみならず、地域の生物多様性の維持にも大きく寄与しています。

この理念は、国際的に見たときも重要であり、「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)」として知られ、さまざまな地域の自然共生の模範とされています。

種籽設計有限公司(SEED DESIGN)の役割



種籽設計は、台湾における物語を通じて文化や自然を表現するデザインスタジオで、自然との関わりを大切にしながら、博物学的な視点をイラストに落とし込む活動を行っています。2011年にはドイツでの「iF Award」、2014年には台湾の「Golden Design Award」を受賞し、国際的に高い評価を受けています。彼らの作品には、社会的意義と文化の深みが込められており、台湾の美しい物語を世界に届ける役割を果たしています。

曽田夕紀子の発言



曽田編集長は、特に現代社会における「熊と人との関係」に触れました。自身が住む東京都奥多摩町での実体験を基に、現代における自然との共生の難しさとその意義を共感を持って語り、絵本が持つ役割の深さに触れました。彼女は「里山の知恵や文化を、次世代への媒体として絵本という形式で伝えたい」と述べました。

トークセッションの重要性



トークセッションでは、絵本制作に関するバックグラウンドや、里山が持つ魅力について濃密な対話が展開されました。台湾と日本それぞれの視点から、地域と自然、人との関係をどのように深めていくかが主なテーマとなり、参加者たちの関心を喚起しました。

絵本は子どもたちだけではなく、大人にとっても価値あるメディアであるとされ、子どもたちへの教育的価値を超えた情報の提供を目指しています。これにより、文化に根ざした知恵を伝承し、未来の世代に持続可能な視点を与えることが可能になると信じられています。

まとめ



今回のイベントを通じて、台湾の「SATOYAMAイニシアティブ絵本」は、単なる書籍の発表にとどまらず、気候変動や生物多様性という地球規模の課題に対する地域コミュニティの創造的なアプローチを示す重要な参考資料となることを期待させるものでした。絵本が持つ力を通じて、地域の自然と人間の関係を再考し、持続可能な未来への第一歩を踏み出す契機としたいものです。


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