再会の音楽、シューベルトの《白鳥の歌》
2026年4月5日(日)、水戸芸術館コンサートホールATMで、世界的なリリックテノール、クリストフ・プレガルディエンと日本のフォルテピアノ奏者、渡邊順生によるリサイタルが行われます。この公演は、シューベルトの遺作《白鳥の歌》を中心に据え、心に響く音楽の旅へと聴衆を誘います。
クリストフ・プレガルディエンは、1996年に水戸での演奏以来、30年ぶりにこの地に帰って来ます。彼の名声は、ドイツのリート音楽の伝承者として、またバッハのオラトリオのエヴァンゲリストとして不動のものです。今回の公演は、大きな期待と共に彼の歌声が水戸の地に響く瞬間となることでしょう。
公演の魅力
《白鳥の歌》は、シューベルトが残した13の歌曲からなる貴重な作品集であり、バラエティ豊かな内容が特徴です。この歌曲集は、行き過ぎた情緒だけでなく、各曲が独立して力強い表現を持っています。プレガルディエンと渡邊は、この曲順を自由に組み替え、さらにシューベルトの後期の名曲を加えることで、独自の音楽的風景を描き出します。
プレガルディエンは、まず第1部でレルシュタープの詩に基づく7曲を中心とし、続いてシューベルトの3曲を織り交ぜます。第2部では、エルンスト・ヴィルヘルム・シュルツェの詩を起点に、その流れに沿ってハイネの作品へと展開します。こうした構成により、聴き手は《白鳥の歌》の持つ深い内面的なドラマに触れることができるのです。
シュトライヒャー製フォルテピアノの魅力
特に注目すべきは、渡邊順生が使用するナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノです。この楽器は、シューベルトが生きた時代の音を再現する能力に長けており、独自の音色で聴衆を魅了します。シュトライヒャーのピアノの特徴は、軽快さと深みを持ち合わせた音質にあり、シューベルト自身が求めていた音響の理想に近づくことが期待されます。
イベント詳細
公演は、2026年4月5日、14:30に開場し、15:00に開演します。チケットは全席指定で、一般は6,000円、25歳以下のU-25チケットは2,000円(要身分証)です。この公演は未就学児の入場が不可となっているので、注意が必要です。
チケットの購入方法は、まず水戸芸術館のエントランスホール内チケットカウンターを利用することができます(平日9:30〜18:00、月曜休館)。また、インターネットでのチケット予約も可能で、公式サイトや各種販売サイトから迅速に手に入れることができます。
共演者からのメッセージ
プレガルディエンはこの素晴らしい機会に寄せ、長年の音楽的交流の中で水戸の地で再び音楽を共有できることの喜びを語っています。シューベルトの歌曲を通じて、聴衆に心に残る音楽体験を届けることを約束しています。渡邊順生も、シュトライヒャーのフォルテピアノならではの音色でシューベルトの真髄を表現することに胸を高鳴らせています。
このリサイタルは、単に音楽を楽しむだけでなく、参加者全員がシューベルトの音楽の魅力に触れる貴重な機会となることでしょう。心に温かい光を灯すこの特別な音楽の時間に、ぜひご参加ください。