BOTANISTの取り組み
2025-01-31 20:01:26

I-neと山田製薬が取り組むカーボンフットプリント算定と持続可能な社会の実現

I-neと山田製薬が共同で進めるカーボンフットプリント算定



株式会社I-ne(大阪市中央区)は、環境省が実施する「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」に参画し、化粧品ODMメーカーの山田製薬(東京都中央区)と共同でカーボンフットプリント(CFP)を算定しました。対象は「ボタニスト ボタニカルシャンプーモイスト」で、今後のCO₂削減に向けた取り組みを報告します。

カーボンフットプリントとは?



CFPは、製品やサービスのライフサイクル全体にわたる温室効果ガスの排出量をCO₂換算で示したものです。この算定は原材料の調達から廃棄、リサイクルに至るまでを含みます。環境省の目的は、CFPの算定および表示を通じて、持続可能な製品選択を促進することです。

I-neの持続可能な取り組み



I-neは「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness」という理念のもと、地域社会や地球環境に対する責任を果たすための具体的な目標を設定しています。特に「カーボンニュートラルの実現」を重視し、すでに温室効果ガス排出量のスコープ2での実質ゼロを達成しています。スコープ3の削減が今後の重要課題となっており、その一環として本モデル事業に参加しました。

今回のCFP算定において、山田製薬の協力を受け、ボタニストのシャンプーのCFP算定を行うことが初の試みとなります。

CFP算定結果



それでは、ボタニスト ボタニカルシャンプーモイストのCFP結果を見てみましょう。460mLのボトル製品は28.6kgCO₂e、400mLの詰替えパウチは24.6kgCO₂eとなりました。この結果から、特に「使用」段階でのCO₂排出量が双方で90%以上を占めていることが明らかです。1回の使用あたりのCO₂排出量は両者で同じですが、詰替えパウチが他のライフサイクル段階でCO₂排出量を18%削減していることがこのデータから分かります。また、廃棄・リサイクル段階では79%の削減を達成しました。

この結果は、私たちがどれほど生活において環境への配慮を求められているかを示す一つの指標となります。

現在の課題と今後の方向性



CFP算定の中で見えてきた課題として、①データ取得の難しさ、②環境配慮型素材のCFPへの反映、③CO₂削減インパクトの表示を挙げることができます。顕著なのは、使用段階におけるCO₂排出量が非常に高いため、業界全体や行政と連携し、消費者に向けた環境に優しい製品の使い方を啓発することが必要です。

今後もI-neは、環境に配慮した製品開発を進めつつ、CFPへの取り組みの促進と認知度の向上を目指します。特に、BOTANISTの森プロジェクトのような植林活動や素材の選定にも力を入れ、持続可能な社会の実現を後押ししていく考えです。

まとめ



I-neと山田製薬の協力によるカーボンフットプリント算定は、企業の責任ある取り組みの一環として高く評価されるべきです。今後もより多くの企業が環境問題に取り組み、持続可能な商品を提供することで、私たちの生活にポジティブな影響をもたらすことが期待されます。


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