東京エレクトロン、グローバルな情報基盤を強化
東京エレクトロン株式会社が、商取引情報を効率的に一元管理するための日立ソリューションズとの連携を進めています。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、Microsoft Dynamics 365 Customer Serviceを導入し、顧客との情報共有を円滑にします。
背景
東京エレクトロンは、半導体製造装置業界において世界的に有名な企業です。同社は、2016年に日立ソリューションズの支援を受けてCRMシステムを導入し、フィールドエンジニアの保守サポート管理を一元化しました。それが今やグローバルな情報基盤へと進化を遂げているのです。今回は、フロントエンドシステムの更なる強化を目指して、CRMとERPのデータ連携が実現しました。
新たに導入した「Microsoft Dynamics 365 Customer Service」は、顧客からの問い合わせ情報を一元管理するフロントエンドシステムとして機能し、二重入力の防止と業務情報の可視化を促進します。これにより、各拠点のチーム間で知見やナレッジを共有し、お客様への迅速な対応が可能となります。
導入の過程と成果
導入は米国から開始され、日本では2021年に既存のCRMシステムとERPの連携が行われました。2023年10月には、「Microsoft Dynamics 365 Customer Service」が正式に導入され、今後は他の海外拠点にも広がっていく予定です。この取り組みは、東京エレクトロンの全拠点間に渡る情報の標準化と、一元管理の体制確立を可能にします。
導入効果とは?
1. 顧客からの問い合わせ情報を一元管理することで、迅速な対応が可能になる。
2. CRMとERPの連携によりデータの可視化が実現し、将来的なデータドリブン経営に繋がる基盤が整備される。
3. フロントエンド業務の強化により、異なる拠点やチーム間の情報共有が促進される。
日立ソリューションズの役割
日立ソリューションズは、東京エレクトロンとの長年のパートナーとして、幅広い実績と信頼感を持っています。グローバルな対応力を活かし、企業のDX推進を強力に支援することが期待されています。東京エレクトロンのITユニットの責任者である樋 健士氏は、「ITを戦略的に活用し、業務効率化や顧客サービス向上に注力している」と営みに感謝の意を示しています。
これからの展望
今後、日立ソリューションズは、グローバルなプロジェクトに対しても更なる支援を強化し、製造業界のデジタルトランスフォーメーションを支える役割を果たしていくでしょう。東京エレクトロンと日立ソリューションズの事例は、企業がIT活用を通じて業績向上や顧客サービスの改善につなげるための一つのモデルとして、多くの企業に影響を与えることが期待されます。
より詳細な情報は、
日立ソリューションズの公式サイトをご覧ください。また、導入事例については
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