京王プラザホテルが新たに展開する「戻り苗」プロジェクト
株式会社京王プラザホテルが開業55周年を迎えるにあたり、特別な取り組みとして「戻り苗」という体験型森林保全プロジェクトを始めました。このプロジェクトは、和歌山県の株式会社ソマノベースと連携し、ホテルスタッフが中心となって進められます。私たちが日常で享受している森林資源への感謝の念を込めて、「私たちが使った分を、私たちの手で森へ還す」という願いを実現するために始まったこの活動は、ホテルの未来に向けた重要な一歩となるでしょう。
スタッフたちは、まずどんぐりから苗木を育て、その苗木を約2年後に山へ還すことを計画しています。これにより、都市部と森との新たな結びつきが生まれることを目指しています。また、2026年に開業55周年を迎える京王プラザホテルは、テーマ「感謝を心に、ともに未来へ」に基づき、環境保全活動や社会貢献への取り組みを一層強化していきます。
新宿で「森」をはぐくむ理由
開業以来、多くのゲストを新宿新都心に迎えてきた京王プラザホテルが、なぜ「森」というテーマに焦点を当てるのか?それは、2024年5月に設立予定のSDGs推進委員会の発足を契機に、森林資源への感謝の意を表し、次世代に繋げるという思いからです。この活動は、ホテルの行動指針である「私たちはプラザ(広場)を育みます」にも通じ、スタッフや社会との関係性や環境への配慮を兼ね合わせたものとなっています。スタッフ一人ひとりが苗木の「親」となり、育てられた苗が社会へと戻るというプロセスは、まさにこの指針を実践する行動です。
展開内容とメッセージ
このプロジェクトでは、社員食堂前を含む館内に合計6台の育苗什器が設置され、多くのスタッフが苗木の育成に取り組みます。また、プロジェクトの主題である「私たちが使った分を、私たちの手で森へ還す」というメッセージを伝えるため、3枚のタペストリーが設置される予定です。このタペストリーでは、「新宿で育てられた苗木が2年後に故郷の森へ旅立つ」という流れを視覚的に示し、スタッフや訪れる方々にその重要性を伝えます。
「戻り苗」の具体的なプロセス
「戻り苗」は、和歌山県で育ったどんぐりを使用し、約2年間の育成を経て、全国の個人や法人に観葉植物として育てられることを目指します。育成が完了した苗木は、ソマノベースが引き取り、和歌山県の植栽放棄地へと植林されるという流れになります。この活動は森づくりだけでなく、育成を通じてスタッフ同士の絆や社会との信頼関係を築くことにも寄与します。
環境保全と関係性の構築
ソマノベースは「土砂災害による人的被害ゼロ」を目指し、木や森だけではなく、森と人、または森と社会の関係を培う事業に取り組んでいます。京王プラザホテルの「戻り苗」というプロジェクトは、環境保全活動に留まらず、スタッフの仲間意識を高め、信頼される社会的存在となることを目指しているのです。この取り組みが新宿という都市の中で、どのように展開されていくのか、そしてどのような未来を描くのか、今後の進展に期待が寄せられます。
まとめ
開業55周年を迎える京王プラザホテルの「戻り苗」プロジェクトは、都市部における環境保全活動の一環として、スタッフが主体となり未来の森が育まれることを目指した革新的な取り組みです。今後、どういった社会的影響をもたらすのか、注目していきたいですね。