新たな料理の発見、バナナカレーが完成!
規格外バナナの有効活用を目指す特定非営利活動法人APLAから、ユニークなレトルトカレーが誕生しました。その名も『旅するシェフと作った!ぽこぽこバナナカレー』。このカレーは、出張料理きまぐれやの吉田友則さんの手掛ける独自のレシピによって生まれました。2025年4月からAPLAのオンラインショップで販売が開始されるこの商品は、バナナの新たな楽しみ方を提供します。
バナナカレーの秘密
このカレーの魅力は、主に3つの特徴にまとめられます。まず1つ目は「バナナの甘み」です。吉田さんによると、レトルト化することでバナナの甘さが引き立ち、旨味が増すとのこと。一般的なバナナだと甘さが強すぎる場合がありますが、バランゴンバナナの自然な甘さが活かされています。
次に2つ目は「ごはんとの相性」です。スパイスと醤油が絶妙に絡み合い、バナナとごはんが見事にマッチすることがこのカレーの特徴です。「一見合わなさそうな組み合わせが、実際には意外に美味しい」と吉田さんも力を込めて語ります。
3つ目は「シンプルな材料」です。材料はバナナ、玉ねぎ、ココナッツミルク、カレー調味料の4つのみ。余計なものをそぎ落としたことで、カレー本来の味わいが際立ちます。アレルゲン7種不使用で、動物性食品も使っていないため、ヴィーガンの方にも優しい一品です。
カレー製造の舞台裏
このバナナカレーは、2024年春に開催されたイベントがきっかけで開発が始まりました。規格外バナナの新たな食べ方として登場したバナナカレーが好評を博し、レトルト商品にするアイデアが生まれました。
その後、2024年夏には試食会が開催され、さまざまなレシピが試されました。試食会を経て、吉田さんはバナナを前面に押し出しつつも、ごはんとの相性を考慮したレシピを完成させました。9月には宮城県の社会福祉・自立支援施設での試作が行われ、期待以上のバナナの存在感を持つカレーが誕生しました。
完成お披露目試食会の盛況
2025年4月には、お祝いの試食会が開催されました。参加者はそのままの味わいを楽しむだけでなく、トッピングやアレンジ方法について意見を交わしました。グリルチキンやインドネシアのエコシュリンプをトッピングすると、さらに美味しさが引き立ちます。
参加者からは、「スパイスの中にバナナの香りが広がり、朝食にもぴったり」との感想が寄せられ、さらには「腸活カレー」というユニークなネーミングも飛び出しました。シンプルゆえに、アレンジが無限大に広がるバナナカレーは、家庭料理だけでなく、屋外イベントなどでも重宝することでしょう。
ご購入方法
『旅するシェフと作った!ぽこぽこバナナカレー』は、APLAのオンラインショップで販売中です。簡単に料理ができるこのカレーをぜひお試しください。
特定非営利活動法人APLAに関する情報や問い合わせは、下記の連絡先までどうぞ。
- - Email: info@apla.jp
- - Tel: 03-5273-8160
- - Fax: 03-5273-8667
ぽこぽこバナナプロジェクトについて
このプロジェクトは、規格外となり廃棄されてしまうバランゴンバナナを有効活用し、フードロスを減少させることを目的としています。食材の新たな可能性を引き出すこの取り組みに、ぜひご注目ください。
ウェブサイト:
ぽこぽこバナナプロジェクト