東京ガスと東京都が協定を締結、カーボンニュートラル社会へ向けた共同の取り組み加速

東京ガスと東京都がカーボンニュートラル社会への新たな一歩を踏み出す

2025年5月26日、東京ガス株式会社は東京都と共に「カーボンニュートラルの実現に向けた取組の加速に関する協定書」を締結しました。この協定により、双方は協力し合い、2050年に向けた環境目標の達成を加速させることになります。

東京ガスの戦略

東京ガスは、2023年度から2025年度にかけての中期経営計画「Compass Transformation 23-25」において、エネルギーの安定供給と脱炭素化の両立を重要な戦略の一つに掲げています。地域の企業や自治体と連携し、カーボンニュートラル社会の実現を目指す取り組みを進めています。

東京都のビジョン

一方、東京都は「2050東京戦略」を通じて、脱炭素社会の実現に向けたビジョンを示しています。この戦略では、東京都が世界でのネットゼロ達成に貢献することを目的としています。

連携事項は多岐にわたる

この協定では、以下のような連携事項も盛り込まれています。

1. エネルギー需給の安定化：エネルギーの安定的な供給を確保します。
2. 再生可能エネルギーの利用拡大：太陽光や風力といった環境に優しいエネルギーの比率を高めます。
3. グリーン水素の利活用：水素を使った新たなエネルギー活用法を模索します。
4. バイオ燃料および合成燃料の普及：持続可能な燃料の普及に取り組みます。
5. その他の取り組み：総じてカーボンニュートラルを実現するための様々な対策を講じていきます。

コメントから見る意気込み

この協定について、東京都知事の小池百合子氏は、「東京都と東京ガスの連携を更に深化させ、エネルギー供給の安定、再生可能エネルギーの拡大、グリーン水素の利活用を通じて、世界の脱炭素都市モデルを目指します。」と述べています。

また、東京ガスの社長である笹山晋一氏も、「この協定を通じて地域社会や企業、行政からの信頼が深まり、より良いエネルギーの供給と脱炭素化の取り組みを進めていくことができる」との思いを語っています。