フジクラ、US Conecとの合意で光コネクタ技術を促進
株式会社フジクラは、US Conec社との合意の下、PRIZM® TMTフェルールの製造及び販売を強化することを発表しました。この合意により、超小型多心光コネクタの技術を活用し、拡張ビーム光学技術を導入した新製品の展開が期待されます。その他にも、Corning社や住友電気工業株式会社もUS Conecとの同様の合意に達しており、今後、各社はこの技術の普及と標準化に努めます。
データセンタの進化とPRIZM® TMTフェルールの必要性
近年、生成AIの急成長に伴い、データセンタはますます大規模化しています。それに伴い、多心光コネクタに求められる高密度化も進んでいます。このような背景の中で、フジクラのPRIZM® TMTフェルールは、US Conecによって開発された超小型のTMTフェルール規格を採用しており、次代の拡張ビーム技術を実現しています。この技術は、MMCコネクタへの実装が可能であるため、大規模AIデータセンタにおいても優れたスケール性を提供し、高い密度と安定した低損失性能を発揮します。
現在、世界中でデータセンタの構築が急速に進行しており、デジタル社会を実現するためには、超小型多心光コネクタをPRIZM® TMTフェルールに統一し、グローバルなサプライチェーンを強化することが急務となっています。
PRIZM® TMTフェルールの革新性
PRIZM® TMTフェルールは、その先端に光を透過する樹脂で成形されたレンズを採用しています。このレンズは、光ファイバを挿入するだけで高精度な位置合わせができるマイクロホール構造を持ち、低損失かつ異物に対しても強い拡張ビーム接続を実現しています。従来のフェルールと比較して、嵌合力を約70%も減少させ、性能の向上を図っています。
この高密度一括挿入に対する信頼性により、設置時の清掃作業やトラブルシューティングに必要な作業量を大幅に削減できるのです。また、この技術によって、光ファイバと光コネクタの取り付けが容易になり、さらなる高密度化を実現した多心光コネクタへの適用が可能となりました。
今後の展望
フジクラは、2026年3月17日から19日に米国ロサンゼルスで開催されるOFC(Optical Fiber Communication Conference and Exhibition)で、PRIZM® TMTおよびMMCに基づくソリューションを展示予定です。ブースはフジクラ/AFL(ブース4907)で、来場者をお待ちしています。このイベントを通じて、参加者が最新の光通信技術に触れ、情報交換を行う機会が期待されます。
US Conec Ltd.について
US Conec社は、高密度光インターコネクトの設計・開発を行う世界的リーダーであり、30年以上にわたり革新的な製品を提供してきました。同社はデータセンタやエンタープライズ向け構内配線、公共ネットワークなどさまざまな分野において、業界をリードするコンポーネントを提供しています。ニューヨーク州ヒッコリーに本社を置き、Corning社やフジクラ、NTTアドバンステクノロジ株式会社の3社による合弁会社です。
参考リンク
US Conecの詳細については、
公式サイトをご覧ください。
PRIZM®はUS Conec社の登録商標です。