ウェディング事業と貸会議室が生み出す新たなシナジーとは？

ウェディング業界の新しい波を生むTOBの展開

近年、ウェディング業界は少子化の影響や競争の激化によって難しい舵取りが求められています。そんな中、株式会社ノバレーゼが株式会社ティーケーピーによるTOB（株式公開買い付け）に賛同した事例が注目を集めています。このTOBを支援したのが、株式会社日本M&Aセンターホールディングス。彼らのサポートにより、ノバレーゼとティーケーピーは期待以上のシナジーを生み出すことを目指しています。

ノバレーゼとティーケーピーの背景

ノバレーゼは、結婚式を行うためのさまざまなサービスを提供する企業です。結婚式場、ドレスショップ、レストランを含む74店舗を全国に展開しています。また、結婚式以外の用途での施設利用も増やし、稼働率の向上を図る必要に迫られています。一方、ティーケーピーは貸会議室を運営・管理する会社で、ビジネスシーンに特化した空間を提供しています。

実は、ノバレーゼとティーケーピーはTOBの約半年前に資本業務提携を結んでおり、この間の協業を経て、ティーケーピーからの追加出資によるTOB提案を受け入れることとなりました。今後は、ティーケーピーの顧客をノバレーゼの会場にも誘導し、法人顧客の宴会需要の取り込みを狙っています。成功すれば、双方の事業が大きな成長を遂げる可能性があるのです。

支援体制の強化

日本M&Aセンターはノバレーゼ側のFA（ファイナンシャル・アドバイザー）として、TOB成立に向けた全体スケジュールの策定や交渉項目の整理、ドキュメント作成などを行いました。ノバレーゼの経営戦略本部長である増山様は、支援体制やチームの力が非常に強力で、1番の決め手になったと述べています。また、タイトなスケジュールの中での支援内容に対して、福本様も感謝の意を表しています。彼らは、期待に応える強い決意があったおかげで、2週間という短期間でTOBを成功させることができました。