福岡空港リニューアル
2025-03-28 11:52:47

福岡空港リニューアル!伝統工芸が織りなす魅力的な空間へ

福岡空港、驚きと感動の新しい空間へ



福岡空港の国際線ターミナルビルが、株式会社船場によるリニューアル工事を経て、全く新しい姿に生まれ変わりました。このリニューアルでは、福岡の伝統工芸品をふんだんに取り入れたダイナミックな空間が特徴です。「街の観光名所の一つとなる空港」を理念に掲げたこのプロジェクトは、多くの訪問者に感動と記憶を残すことを目指しています。

快適さと楽しさを追求



利用者数の増加に伴う空間の狭隘化問題を受け、福岡国際空港株式会社は2018年からの旅客数691万人(1999年比287%)を背景に、2022年5月より増改築工事に着手しました。特に、空港内に「楽に」「早く」「楽しく」を提供する空間が求められており、リニューアルにあたっての新しい内装デザインが注目されました。船場はこの挑戦に応じて、福岡の文化を世界に発信する場を創り上げました。

福岡の特色を取り入れた空間デザイン



新設された免税店エリアは、約4倍の広さを誇り、福岡を象徴する「中州の街並み」「屋台」「祭りの山車」をテーマにしたデザインが施されています。各所に設置されたやぐらの下には、八女の提灯や、地名を入れた酒樽、そして博多織風の装飾があり、視覚的にも楽しめる空間が広がっています。これは、日本の伝統文化を楽しむ観光名所としても機能することを目指しています。

伝統工芸の魅力を存分に発信



空港という入国ゲートで、伝統工芸品が多くの人々の目に触れる場所となることで、それらの文化の継承と発展に寄与することが船場の狙いです。展示スペースでは、新進気鋭の博多人形師・中村弘峰氏の作品「黄金時代 龍の舞」を見ることができるほか、大川組子や博多織、小石原焼といった伝統工芸品もあちこちで見ることができ、その魅力を存分に楽しめます。

設計と機能性の融合



空港内のレイアウトは、機能性と視覚的美しさを兼ね備えた設計になっています。特に、「到着ロビー・アクセスホール」では、福岡県産の八女市星野村の木材をあしらったウェルカムゲートが設置されており、訪れる人々に地域の自然と文化を感じさせる演出がなされています。また、視覚的誘導を考慮した長い天井造作が、空港内の回遊性を高めているのも特徴的です。

さらなる発展を目指す福岡空港



福岡空港は2048年までに年間旅客数1,600万人を目指すリニューアル計画を進めています。このプロジェクトを進める中で、空港が「空の玄関口」としての機能を強化しつつ、地域文化を発信する重要な場であり続けることが求められています。船場のデザインチームは、自社の実績を活かし、東京と九州の連携を基にした斬新な空間の創出に挑戦していきます。

空港の新たな姿は、訪れるたびに感動を与える魅力的なスペースとして、多くの人々に忘れられない思い出を提供することでしょう。福岡空港での体験を通じて、日本の文化と独自の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。


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