ヤマモリ株式会社が描く食卓の未来とGABAの力
2025年、新たなスローガン「いい味。いい未来。」を掲げたヤマモリ株式会社は、ブランド構築の元年を迎え、特に機能性素材であるGABAに注力してきました。GABA(ギャバ)は醸造・発酵由来の素材で、ストレス軽減や睡眠の質向上といった多くの健康メリットをもたらします。この一年、同社はGABAを使用した商品の開発に特化し、それを通じて多くの消費者の健康的な生活を支えることを目指してきました。
特に注目すべきは「GABA100睡活ビネガー」です。この商品は2023年に販売を開始し、睡眠関連市場の成長を追い風に販売が好調に推移しています。これにより、幅広い層からの支持を受けてリピート購入が続いており、8月には飲み切りタイプの「GABA100睡活ビネガー ストレート」を新たに発売し、さらなる販路拡大を図りました。
同社はGABAの謳い文句を使って全国にテレビCMを展開し、製品の価値を広く訴求しました。また、スーパーやコンビニでの販売スポットを増やし、消費者との接点を拡大するなど、マーケティング戦略が功を奏しています。加えて、素材販売にも挑戦し、GABAブランドの認知拡大を進めています。
ヤマモリ株式会社は昨年、タイ関連事業の30周年を迎え、1995年に設立されたYamamori Trading Co., Ltd.は順調に成長を遂げています。現在では20カ国以上に醤油が輸出されており、当社の国際的な展開が更に進んでいます。また、2000年に登場した「タイカレー」は25周年を迎え、日本の食文化に深く根付いていることを実感します。
主力商品である「釜めしの素」は、コメ価格の高騰に影響を受けつつも、古米を美味しく食べるための提案を行い、新たな商品「松屋監修 炊き込み牛めし」や「香り松茸 きのこごはん」を発表しました。このような新商品は、炊き込みご飯市場においてお客様に新たな価値をもたらしました。
加えて、M&Aも加速しています。2023年にアジア食品株式会社と提携し、熊本県で強力なブランドを育成しました。そして今年、瓶詰商品の開発に特化した株式会社風土食房をグループに迎え入れ、素材にこだわる製品が次々と登場しています。
新たに掲げたスローガン「いい味。いい未来。」は、同社の理念を示すものです。おいしさを通じて、顧客の心と体の礎を育むという価値観を持続的に提供し、共に明るい未来を築くことがこのスローガンに込められています。
2026年に向けては、変化の渦が加速する中で、組織能力を向上させ、さらなるブランド構築に注力することが明言されました。変革と執行を5倍速で進めるという強い意志が示されており、現行のビジョンに基づいて新たなGABA商品の展開と、顧客に必要とされる企業へと成長することが期待されています。
「Smile(スマイル)」という企業文化もまた重要な要素です。組織の雰囲気を良くすることで、社員が輝く環境を作ることが改革を進める秘訣であると話されています。
ヤマモリ株式会社は今後も、研究や技術を基に、魅力的な商品提案を行い、消費者に「いい味。いい未来。」を提供することで、さらなる成長を目指していくことでしょう。