東京の学生チームがアジアMICEチャレンジに挑戦
東京工学院専門学校に所属する3名の学生たちが、2025年11月にインドネシア・ジャカルタで開催された「AFECA Asia MICE Youth Challenge 2025」に参加し、アジアの若手クリエイターたちと共に貴重な経験を積みました。この大会は、アジア展示会・コンベンション協会(AFECA)が主催する国際的なコンペティションで、MICE(Meeting, Incentive Travel, Conference, Exhibition)に関連したイベント企画をテーマにしています。
参加の背景と目的
総合学院テクノスカレッジは、多様な専門分野を学ぶ学生たちが集まる教育機関であり、参加した学生たちはエンタメ・クリエーター系学科の生徒たちです。AFCACのコンペティションに参加することで、単なる学びだけでなく、実践的なスキルと国際的な視野を養うことを目指しました。参加した学生たちは、日本でのイベント開催を想定し、プレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションの内容
彼らが選んだテーマは「日本の新しいサブカルチャーに焦点を当てたイベントとキャンペーン」です。特に、好きなキャラクターを軸にした「推し活」を通じて、地域活性化を目指しました。学生たちは、日本の多様な文化やおもてなしの心、そして「もったいない」精神を紹介し、環境問題についても意識を高めるためのメッセージを盛り込みました。また、過剰生産や廃棄物に関する問題提起も行い、持続可能なイベント運営を提案しました。
競争の厳しさと学び
参加した21の学生チームが各国の個性的なプレゼンテーションを披露する中で、チームは惜しくも入賞を逃しましたが、各国の学生たちから多くの刺激を受けました。特に、他国の参加者たちによるコスチュームや小道具へのこだわりを目の当たりにし、彼らの熱意を感じ取ることができたと話します。
学生たちの感想
初年次のNG PUILING(ゴプイリン)さんは、国際的な舞台での経験が貴重だったと語ります。異なる学科から異年齢のメンバーと共に活動することで、多様な視点が生まれたことは、彼女にとって特に価値ある経験となりました。他国の視点を取り入れながら、日本のエンタメや文化をどのように発信するかを真剣に考える機会となったと言います。
今後の展望
テクノスカレッジは、今後も自国や地域社会の課題に注目し、グローバルな視野をもって取り組んでいく方針です。学生たちは、リアルな社会活動を通じて実践的な学びを継続し、新たな挑戦の場を求めています。
学校の紹介
総合学院テクノスカレッジは1959年に設立され、東京工学院専門学校と東京エアトラベル・ホテル専門学校が一つのキャンパスに集まるキャリア教育機関です。30の学科で多様な専門分野を学べるだけでなく、海外提携校との交流を通じて国際的なコミュニケーション能力も養います。
これからも、テクノスカレッジの学生たちの挑戦と成長に期待したいと思います。