株式会社grasysとPingCAP、データ基盤強化のためのパートナーシップを締結
株式会社grasys(以下、grasys)とPingCAP株式会社(以下、PingCAP)は、ゲームおよびエンターテインメント分野向けのデータ基盤強化に向けたパートナー契約を締結したことを発表しました。この提携により、両社は分散型データベース「TiDB」を活用し、スケーラビリティとリアルタイム分析を実現することを目指します。
1. 協業の背景
昨今のゲームおよびエンターテインメントサービスにおいては、大規模なユーザー接続やリッチコンテンツの普及に伴い、データ量が急増しています。这により、従来のデータベース技術では、アクセス集中時の負荷や分析用データ基盤への同期遅延といった課題が浮かび上がっています。grasysとPingCAPが連携することで、これらの課題に対処し、より柔軟性のあるデータベースソリューションを提供することができるようになります。
2. 提供する価値
2.1 事業成長に合わせた拡張性
今回の提携により、grasysとPingCAPは、システムの制約を解消し、ユーザー数やデータ量の増加に応じたシームレスな拡張を可能にする環境を整備します。これにより、ビジネスは成長を続けながらも、技術面での障壁を取り除くことができます。
2.2 データに基づく意思決定の迅速化
TiDBの導入により、プレイログや課金データの即時分析と活用を実現し、データドリブンな施策の実行を支援します。これにより、企業はデータに基づいた迅速な意思決定を行うことができるようになります。
3. TiDBの特徴
PingCAPが開発・提供するTiDBは、MySQL互換のオープンソース分散型データベースです。以下の特性を持っています:
- - 水平スケーラビリティ: サービスを停止することなくノードの追加・削除が可能で、リニアに性能を拡張できます。
- - MySQL互換: MySQLプロトコルおよびSQL標準と高い互換性を持ち、既存のアプリケーションもそのまま活用できます。
- - HTAP対応: 行指向ストレージと列指向ストレージを組み合わせることで、トランザクション処理と分析処理を同一プラットフォームで実現します。
- - 高可用性: データは複数のノードに複製され、障害発生時でも自動フェイルオーバーによりサービスの継続性が保たれます。
4. 今後の展開
grasysは、今後ともPingCAPの技術サポートを受け、GoogleCloud上でのKubernetesとTiDBを組み合わせたアーキテクチャ設計や構築サービスを強化します。技術検証やセミナーなどを通じて、大規模システムでのデータベースの最適な活用事例を発信し、業界全体の発展に寄与します。
5. 企業の代表コメント
PingCAP株式会社 代表取締役社長 Eric Han 氏
「grasysとのパートナーシップを結べたことを非常に嬉しく思います。エンジニアたちの高い実装力とPingCAPの提供するスケーラブルな分散型SQL「TiDB」が結びつけば、変動の激しいワークロードにも適応した強固な基盤を提供できると確信しています。」
株式会社grasys 代表取締役 長谷川祐介
「PingCAP様との提携を光栄に思っています。TiDBは次世代の分散データベースであり、私たちの専門性を活かしたデータ基盤の提供を通じて、日本企業の成長をサポートしていきます。」
このように、grasysとPingCAPのパートナシップは、ゲームとエンターテインメント業界におけるデータ管理を新たな次元へと引き上げるものと期待されています。