次世代MRプラットフォーム『LegacyLink XR』の登場
株式会社VRデザイン研究所は、2025年10月20日に、製造業の現場での技能伝承に革命をもたらすMR(複合現実)研修プラットフォーム『LegacyLink XR』の提供を開始します。近年、多くの企業が人手不足や技術継承に頭を悩ませている中、このプラットフォームはその解決策として期待されています。
新しいMR体験で「できる」を育成
『LegacyLink XR』は、2025年4月に発売された「XR Showcase Hub」をベースに、製造業向けに進化しました。革新的な技術「3D Gaussian Splatting(3DGS)」を用い、高精細な3Dモデルを活用してMRトレーニングを実現することで、受講者は単なる知識のインプットではなく、実践的なスキルを“できる”まで育むことが可能となります。
3D Gaussian Splatting技術の導入
このプラットフォームの最大の特長は、革新的な「3D Gaussian Splatting」技術です。この技術により、製造現場の実機や空間を完璧に再現した超高精細CGが生成されます。これによって、受講者はVRヘッドセットを身に着けることで、安全かつ実践的な環境でいつでも、どこでも、何度でもトレーニングを受けることが可能に。特に危険な作業や複雑な設備管理のトレーニングに最適です。
技能検定モードでの効率的な評価
さらに、『LegacyLink XR』には新たに「技能検定モード」が追加されました。このモードにより、受講者は学んだ内容をその場でテストし、スキルの理解度を客観的に評価できます。検定後にはスコアや誤答の解説が表示されるため、自己分析が行いやすくなり、効果的な復習が可能です。管理者はクラウドを通じて研修生の学習状況をリアルタイムで把握でき、個別のスキル評価が可能になります。
効率的な集合研修をサポート
『LegacyLink XR』は最大50名の受講者に対応可能な集合研修モードを搭載しています。ひとりの講師が最大50台の機器をモニタリングしながら研修を行えるため、効率的に進行が行えます。受講者の学習過程を録画し振り返ることもできるため、追加の学習支援にも役立ちます。
さまざまな製造分野での活用が期待
このプラットフォームは、半導体、自動車、エレクトロニクスなど、幅広い製造業での技能継承や人材育成に大きな影響を与えることでしょう。例えば、半導体分野では組立ライン作業の効率向上や安全作業のシミュレーションが行え、自動車分野では組立作業や塗装の品質管理が教育されます。エレクトロニクス分野でも、安全対策や静電気対策に関するトレーニングが可能です。
『LegacyLink XR』は、2025年10月14日から17日に開催される日本最大級のIT先端技術展「CEATEC2025」に出展予定です。業界関係者には、新たな技術の見本市として大いに期待されることでしょう。興味のある方はぜひ、「ホール3:東京都立産業技術研究センター内ブース」を訪れてみてください。
これからの製造業の未来を支える『LegacyLink XR』に、ぜひ注目してみてください。