遠隔接客サービスRURAがリブラ薬局に導入
タイムリープが開発する遠隔接客サービスRURAが、2025年3月よりリブラ薬局衣笠店に運用されることが決まりました。このサービスの導入は、調剤薬局において初めての試みであり、業界全体が抱える人手不足問題の解決に向けた一歩となります。
RURA導入の背景
近年、さまざまな業界で人手不足が深刻化しています。特に薬局業界でも同様の問題が見られ、特に地方では薬剤師の確保が厳しくなっています。また、制度変更などによって薬局の業務負荷が増している中、業務効率化や人材活用は待ったなしの状況にあります。これを受け、リブラはRURAの導入を決定しました。以下のような目的があります。
- - 薬剤師不足の地域における業務負荷の軽減
- - リモートワークの促進による働き方の改革
- - 従業員の働きやすさ向上と業務効率化
- - 各専門薬剤師の知識を複数店舗で活用
- - 患者の待ち時間を短縮すること
RURAの活用方法
リブラ薬局衣笠店では、来店した患者は受付時にオンライン服薬指導または対面指導を選択できます。若干遠隔の薬剤師がRURAを通じて服薬指導を行う形となるため、専任の薬剤師が各店舗に移動せずとも、多くの患者に対応可能となるのです。また、RURAは複数の薬剤師が参加できるため、ピークタイムの効率的な運営が可能です。
RURA活用の機能
1.
画面共有機能: 患者が薬剤師と同じ画面を見ながら指導を受けられるため、対話的な体験ができます。
2.
スタッフ間通話機能: 待機中のスタッフ同士が音声でコミュニケーションをとることで、業務の引き継ぎが円滑になります。
導入結果と今後の展望
RURAを導入した衣笠店では、オンラインでの服薬指導が90%を超えています。そのため、現地の薬剤師は調剤業務などに専念できるようになり、店舗の運営が大いに改善されました。今後、RURAは単なる人手不足の解決策としてだけでなく、店舗運営全体の効率化を追求するツールとしても機能していく見込みです。
患者へのメリット
このように、RURAの導入により、患者も「いつもの薬剤師」に相談できる機会を保ったままとなり、特定の専門知識を持つ薬剤師のリモート対応により、より専門的なサービスを受ける環境が整います。特に地方においては、専門的な医療へのアクセスが容易になることで、患者の利益が大きく向上することが期待されています。
RURAサービスについて
RURAは、インターネットを用いて店舗の接客を遠隔から行うことができ、少人数で多拠点の接客が実現可能です。コロナ禍を避けるだけでなく、新しい働き方を生み出す記念すべきサービスです。より多くの店舗の効率化と、患者への質の高いサービス提供を目指し、今後も進化していくことでしょう。
企業情報:
タイムリープ
設立: 2019年
所在地: 東京都千代田区岩本町
公式サイト
リブラ:
設立: 2012年
所在地: 神奈川県鎌倉市
公式サイト