シャガール展開催
2025-10-14 14:07:56

没後40年を迎えるマルク・シャガール展が南青山で開催

ギャルリーためながでマルク・シャガール展開催



2025年11月8日(土)から12月7日(日)にかけて、南青山に位置するギャルリーためながにて「マルク・シャガール展」が開催されます。本展は、20世紀美術の巨匠であり、没後40年を迎えるシャガールの独創的な作品群を一堂に展示する貴重な機会です。

マルク・シャガールとは?


マルク・シャガール(1887-1985)は、ロシア帝国領ヴィテブスクに生まれたユダヤ人の画家で、幼少期から深い宗教的な背景と民族文化に影響を受けてきました。青年期にはサンクトペテルブルクで美術を学び、その後、パリでモンパルナスの芸術家たちと交流を持つことで、独自の画風を発展させました。彼は、ピカソやマティスと同世代に活躍する一方で、ユダヤ人としてのアイデンティティを大切にし、作品に組み込んでいきました。

第二次世界大戦中にはナチスの迫害から逃れ、アメリカへ亡命。戦後はフランス南部に移り住み、その地での制作活動を続けました。シャガールの作品には、空中に舞う恋人たちや故郷の風景、ユダヤ教の伝承、動物、音楽家など、様々な要素が結びついて描かれています。彼の使用する色彩は、まるで夢の中を感じさせるかのような美しさを持ち、多くの人々の心に響き続けています。

展覧会の内容


本展では、特に花束をテーマにした作品が中心に展覧される予定です。シャガールにとって花束は、愛や幸福、過去の思い出、生命を象徴する重要なテーマであり、彼の作品にはしばしば描かれています。愛する妻ベラとの出会いや結婚、子供の誕生、故郷への思い、そしてベラを亡くした後の鎮魂を表現するため、シャガールは生涯にわたり花束を描き続けました。

ギャルリーためながでは、シャガール作品の展示を過去にも多く行ってきましたが、今回は30点以上が一堂に並ぶ大規模な展覧会ということで、ファンにとって見逃せない機会となります。この機会に、彼の幻想的な世界観や、詩的な色彩表現を直に体感することができるでしょう。

展覧会詳細


  • - 会期: 2025年11月8日(土)〜12月7日(日)
  • - 会場: ギャルリーためなが
  • - 時間: 月-土 11:00 - 19:00 / 日・祝 11:00 - 17:00
  • - 公式サイト: www.tamenaga.com

この展覧会を通じて、マルク・シャガールの独特な魅力を存分に楽しんでいただければ幸いです。美術ファンだけでなく、多くの方々に彼の作品に触れていただき、心温まる時間を過ごしてほしいと願っています。


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