Oliveが新たな資産運用サービスを発表
総合金融サービス「Olive」が、SBIグループとSMBCグループの戦略的提携により、新たな資産運用サービスの提供を目指しています。この新サービスは、2025年度内の事業開始を予定しており、両グループの強みを融合させたものとなります。
提携の背景
SBIグループとSMBCグループの提携は、2020年4月に始まりました。それ以来、両グループは「個人のお客さまへ付加価値と利便性の高いサービス」の提供に努めてきました。2021年には、三井住友カードを利用したSBI証券の投信積立が開始され、高い関心を集めました。現在では、月間積立額が850億円を超え、年間で1兆円に達する見込みです。これにより、Oliveを通じた570万人以上の顧客が金融サービスを受け取っています。このような背景から、デジタル取引の需要に応える形で新たな資産運用サービスが必要だと認識され、両グループは共同での提供に合意しました。
新たな「Olive Infinite」とは?
新しく設けられる「Olive Infinite」は、デジタル決済と資産運用の両機能を統合した高級サービスとなります。これにより、ユーザーは最高ランクの「Visa Infinite」が提供する特典を享受できるほか、SBI証券のネット証券機能に基づく便利な資産運用サービスも受けられます。
決済機能
「Olive Infinite」の決済サービスでは、最大11万円相当の特典やSBI証券のカード積立によるポイント還元が用意されています。また、プレミアム体験に加え、スポーツイベントへの招待なども企画されています。
フレキシブルコンサルティング
サービス内容には、AIチャットと有人のコンサルティングが含まれ、自分のニーズに合ったアドバイザーを選ぶことが可能です。また、Oliveラウンジでの対面相談も行えるため、オンラインとオフラインの両方の利便性を享受できます。
2025年に向けたスケジュール
本業務提携に基づく準備会社の設立が2025年7月を見込んで予定されており、その後2026年春には「Olive Infinite」のサービス提供が開始される計画です。
この新サービスは、デジタルとリアルを織り交ぜた新しい資産運用の形を提供し、今後のライフスタイルに合わせた柔軟な選択肢をユーザーに提供していきます。さらに、Oliveは既存のユーザーにも新たなサービスを提供する予定であり、広範なニーズに応える姿勢を保っています。今後の展開にも注目です。